No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年7月21日 うし喰


行列の出来る肉屋として有名な吉祥寺の”さとう”。
その”さとう”直営の焼肉屋がオープンした。
カウンターの中で包丁を握るのは、幼少の頃から極上の和牛に触れてきた佐藤さん。
全国食肉学校のカット講師までしているのだから肉屋のサラブレッドと言っても過言ではないだろう。
その技術はカウンターから存分に見ることが出来る。
筋引きすらしていないブロックからあっという間にお肉を切りだす。
丁寧でスピーディーな仕事は佐藤さんの経歴を如実に表している。

また、この日はオープン当日ということで、月齢39か月の特産松阪牛で迎えられた。
小豆色の肉は深く濃い味わいで、その旨さに思わず目を閉じる。

もちろん特産松阪牛はいつもあるわけではないが、常に拘りの長期肥育の雌牛があるのは間違いないようだ。
ただ、肉屋のサラブレッドでも焼肉は始めたばかり。
焼肉として黒毛和牛を楽しむ為の工夫がもう少しあった方がよりお客さんに喜ばれるだろう。
とにかくこれからどんな進化を見せてくれるのか、楽しみでならない。
(ローストビーフ

リブロース

(かぶり)

(うで三角)

(みすじ)

(イチボ)

ヒレ