No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年9月29日 玄風館 千代店


お店に入った瞬間におばちゃんから「おはようございます!」という声がかけられる。
焼肉屋で「おはようございます!」とは、、、
“玄風館”は朝10時から営業しているとんでもないお店なのだ。
ちょい早めのランチだったが、おばちゃんに勧められるままカルビにロース、ホルモンの盛合せ。
“玄風館”特有の辛ダレに揉み込まれた肉は、見た目では一体何がカルビで何がロースだか分からない。
食べても細かな部位は全く分からないが、辛うじて脂が多く感じるのがカルビで、脂が少なく感じるのがロースという程度。
脂が付いたホルモンは辛ダレと見事なマリアージュ
大量のトウガラシが効いた辛ダレだが、水飴もたっぷり入っているような独特の甘みもある。
それにしても、これ本当に旨いね。
麦入りのご飯との相性も抜群すぎて汗が止まらない。





どう見てもテールスープに見えないテールスープは、クタクタに煮込まれた野菜がたっぷりでわずかにテールっぽい肉片が紛れ込んでいる。
もちろん味も巷のテールスープとは一線を画すもの。
咳き込みながら飲むこのテールスープも実に旨い。

追加オーダーはハツとハラミ。
脂がないさっぱりとしたハツは、あっさりめで他のメニューほどインパクトは強くない。
一方、ハラミはその食感からちゃんと部位が分かるのだが、それがなんだか嬉しい。
これまたご飯が進んで仕方ない。


ランチ終了時には汗だくだが、全くの後悔無し。
生活の一部に組み込みたくなる不思議な安心感がある。