No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年10月19日 焼肉 しみず



数日後に迫ってきている『本気のBBQ』の試作用にサガリを買いに行ったのだが、肉を見てしまうとどうしても食べたくなってしまう。
特に同行者は発作が起きたかのように落ち着かない様子。
そんなわけで緊急避難的に肉補給をしに不動前まで。
最近欠かすことの出来ないサガリの薄切り。
プリプリの食感と鮮度の良さがあればこその甘みがじんわりと広がる。

対してハラミは塊のまま火を入れる。
七輪の上で姿を変えていくハラミを意識を集中し、我が子のように愛おしく育てる。
英才教育の結果は見事なルビー色。
ぐいぐいと奥歯を押し返す弾力を持つが、一旦肉繊維を噛み切れば、そこから旨みが爆発する。




上ミノ青唐辛子も。

この日残念だったのが、突然の訪問ということもあり、タンが予約分でいっぱいだったこと。
普段であれば泣きながら別の注文をするのだが、この日は違った。
ガリを買いに行った時についでに買った黒タンが鞄に入っている。
しかも個体識別番号付きの近江牛のタン(個体識別番号1475761779、雌)だ。
これが悪い癖なのだが、ついつい無理を言ってしまう。。。
結局お店のご厚意で持っていた黒タンを剥いてもらった。
タン中は薄切りに、そしてタン元については、これも無理を言ってしまい"やまがた屋"スタイルの上側と下側に分けて。
これはお店に迷惑が掛かるので絶対に真似をしてはいけません。。。











ワガママを言い過ぎてしまい反省。
しかしハラミもタンも切り方で表情を変えるので、それを味わえることにただただ感謝。
次は5種盛りでがっつり"しみず"を楽しみたい。