No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年12月30日 よろにく

2016年の焼き納めは”よろにく”。
日頃迷惑をかけている家族への償い焼きと言う意味合いもある。
フィレミニヨン炙り
しっとりと滑らかな舌触りだが、そこから想像するよりも遥かに力強い旨みがある。

センマイ刺し
シャキシャキの食感が食欲をそそる。

ぶつ切りローストビーフ
甘めのタレが絡み合うユッケのよう。

タン元
年内の屠畜も終わった年末ということもあり、”よろにく”と言えども残念ながら臭みを感じるタン。

タン元
悪くないが、やはり時期的な難しさを感じる。

肩三角
さっと軽く炙る程度で口に運ぶ。
肉の持つ甘みがふわっと広がる。


トウガラシ
肉の味とタレが味が絶妙にマッチして、焼肉としての完成度の高さがある。

ツチノコ
柔らかでサシが無く、上品な味わい。
滋味深い旨みがゆっくりと湧き上がってくる。

ハラミ
年末なので、タンと同じようにハラミの仕入れも大変なはずだが、想像以上のレベルのハラミが出てきた。
そして絶妙な味付けが素材を更に引き上げる。

シャトーブリアン
安定の旨さ。
肌理の細かな繊維質からほのかな甘みが漏れる。

ミノ
独特な薄切りカットで硬さではなく、シャキシャキの食感を楽しめる。

シルクロース
こちらも安定の旨さ。
蕩ける食感で一口ご飯と異常な相性の良さを見せてくれる。

サーロイン
久しぶりの厚切りサーロイン。
甘みが詰まったスティックのようだ。

松茸時雨煮
冷凍させておいた松茸を使った時雨煮だが、しっかりと香りは生きている。
この時期に松茸という驚き以上に、その問答無用の旨さに驚く。

ヒレカツ
焼肉界のみならず肉業界を代表する"よろにく"のヒレカツ
模倣するだけのお店とは圧倒的な差がある。



ザブトン
ザブトンのすき焼き風にたっぷりの白トリュフ。
やはり白トリュフは他のトリュフとは全く別物。
問答無用の旨さ。



何度通っても飽きることのないアレンジ、そしてベースとなる王道の焼肉のクオリティの高さ。
2016年の焼き納めに相応しい焼肉。
2016年もお世話になりました。
引き続き2017年もよろしくお願いします。