No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2017年2月3日 都内某所(銀座吉澤)



最高の特産松阪牛の情報をキャッチし、前回の浦田さん肥育の個体に続いて、今回は堀井さん肥育の月齢41ヶ月の特産松阪牛(個体識別番号1375138930)を購入できた。
そして前回同様、都内某所にて炉窯で焼いてもらい、そのポテンシャルを存分に体験。
肉色の濃いシャトーブリアンは信じられない厚さで炉窯に投入される。
他のお客さんがいない特別な時間。
焼き手は全神経を集中して炉窯に向かっている。
炉窯から取り出されたシャトーブリアンの極上の香りが部屋全体を包み込む。
更に、分厚い肉塊を切り分ければ、芳醇な香りが鼻腔をくすぐる。
繊細なのは言うまでもなく、湧き上がるような旨みが素晴らしい。












シャトーブリアン以上に心奪われたのがサーロイン。
赤身の旨みが舌を包み込むほどにしっかりとしていて、肉繊維の隙間に溶け込んだ脂が上品な甘みを教えてくれる。
ここまで上質な脂質には1年に何回出会えるだろうか。












ここまで上質な特産松阪牛を食べた後に、オマケとして焼いてもらったのがハラミ。
ハラミを焼くのは間違いなく炉窯が1番と思わずにはいられない最高の火入れ。
火入れの向きが変えた2種類の火入れの贅沢な食べ比べ。











1年を通して年末年始しか出会うことの出来ないレベルの松阪牛
特産松阪牛を知れば知る程、日本の和牛がかつての松阪牛と共に発展してきたのかが分かる。
やはりとんでもなく凄い。