No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2017年3月21日 都内某所


数日前に食べた森本さんの特産松阪牛ヒレ
あまりに衝撃的な味わいに探求心の虫が疼きだす。
最高の素材のポテンシャルを引き出すのは最高の料理人と環境。
森本さんのヒレの中でもど真ん中のシャトーブリアンを串が貫く。
それを炉窯の中へ。
じっくりと火を入れることで、断面は均一な断面でありながら中心まで熱がしっかりと届く。
切り分けた瞬間から周囲を覆う芳醇な香り。
噛み締めれば、甘みと共に力強い肉の味がずっしりと舌に届く。








ヒレはもちろん最高なのだが、極上の個体サーロインが違う。
森本さんの特産松阪牛のサーロインを切り分けると、断面は見事な小豆色。
炉窯で表面をカリッと仕上がり中はレア。
ナイフで切り分け口に運べば、濃密な旨みに押し流される。
脂のしつこさは一切なく、そこに存在するのは旨みのみ。
これ以上のサーロインにいは滅多に遭遇できない。





伝説的な生産者・森本さんの月齢47か月の特産松阪牛
圧倒的なポテンシャルがパンパンに詰まっている。
最高の素材を引き立てる環境と料理人。
全てが揃ったときに奇跡は起こる。