No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2017年3月23日 肉料理 樹

精肉店直営や牧場直営の焼肉屋を見かけるが、正直満足のいくお店はほとんどない。
牛のプロフェッショナル、肉屋のプロフェッショナルは、決してすぐに焼肉のプロフェッショナルになれるわけではない。
その違いに気付いているお店が意外なほど少ないのだ。
だからこそ、川岸牧場の見学後に直営の焼肉屋"肉料理 樹"に行くことに非常に抵抗があった。
川岸さんが肥育した最高の神戸ビーフが、「ただ焼いただけに肉」に成り下がってしまうことが怖かったのだ。

ところが、実際はそのクオリティに驚かされた。
運ばれてきた肉は肉屋のカットではなく焼肉屋のカット。
タレもちゃんと旨い。
もちろん、まだ改良の余地はあるかもしれないが、東京の一般的な焼肉屋よりも遥かにしっかりとした仕事がなされている。
しかも肉は最高峰なのだ。
焼肉屋としての技術の向上に貪欲な川岸さんを見ていると末恐ろしい。
ぜひ3年後くらいに東京に支店を出して欲しい、と勝手に欲が出てしまう。
サーロインのユッケ

サーロインのローストビーフ

ロース盛り合わせ


ガリ

並ロース(ウチモモ)