No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2017年3月28日 焼肉 いとう

7月26日に初めての著書として出版した『肉バカ。No Meat, No Life.を実践する男が語る和牛の至福』の中で、小豆色の牛肉を求め、日本三大和牛紀行を書きました。
近江牛神戸ビーフの故郷を訪ね、終着の地は松阪。
松阪牛というブランド名にぶら下がるのではなく、そのブランド名をより高めるために日々切磋琢磨している生産者を何人も訪ね、その中の伊藤牧場の伊藤さんが営む”焼肉いとう”で懇親会。
運ばれてくる部位のほとんどが、多くの人がイメージする霜降りビッシリのビジュアル。
しかし、その味わいはビジュアルからイメージするものを大きく裏切る。
想像以上に細かなサシは赤身の繊維の中に溶け込み、驚くほどあっさりとしている。
「東京の人の松阪牛のイメージって脂がきついだけじゃないですか?」
と伊藤さんが言う。
そして、「そういったイメージを変えたい。本当に旨い霜降りはしつこくないと知って欲しい。」と続く。
そんな伊藤さんの言葉を裏付けるように、食べれば食べる程、懐の許す限りもっと食べたくなる最高の松阪牛に舌鼓をうった。
タン
"いとう"だからこそ、伊藤さんの松阪牛のタンが食べられる。

ザブトン
見た目の霜降りと食後間のギャップに驚く。

シンシン
和牛本来の甘みがギュウギュウに詰まっている。



イチボ
赤身の味わいが深い。

シャトーブリアン
見たこともないような細かなサシが毛細血管の様に走っている。
そして、恐ろしくあっさりとしていて、赤身の味を浮き立たせる。







ミノ
これも伊藤さんの松阪牛のミノ。

ササミ
バターのようだが軽い。

中バラ
ここまで脂の質が素晴らしいバラにはなかなかお目にかかれない。


コプチャン、マルチョウ
当然伊藤さんの松阪牛

ホルモンチャーハン
クセになる旨さ。

ハラミ
繊細で甘みの強いハラミ。