No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2017年5月2日 都内某所

西武新宿線田無駅
私の生活範囲から大幅にはみ出している地域だが、定期的に訪れている地域でもある。
何故ならこの焼肉屋があるから。
かつて”虎の穴”で働いていた店主の繰り出す焼肉は暴力的。
これでもか!と言わんばかりのニンニクが身体を内部から匂わせていく。
暴力尾的な味付けとは裏腹に、仕事は恐ろしく丁寧。
手間隙を惜しまず下処理されたホルモンはどれも絶品だ。
黒タン
見ただけで分かる最上級の黒タン。
毎回このクオリティが出てくるという軌跡に感謝せずにはいられない。
サクサクとした食感に、甘みと旨みが舌を覆い尽くす喜び。



タン下
思わず身体が固まるほどのニンニクに包まれたタン下。
だが、これが恐ろしく旨い。
最上級の素材を惜しげもなくジャンクなスナックに変える店主の心意気に心奪われる。


ハラミ
“虎の穴”の特塩の田無バージョン。
戦闘力の高いハラミの肉繊維を噛み切ると、野生のDNAが目を覚ます。
一心不乱に噛み締めたい。



タン串
ザクザクの最高の食感。
そしてニンニクで引き立つタンの甘み。
最高です。




塩ホルモン盛り合わせ
コリコリ、ミノサンド、ハツ、ミノ。
どれも臭みが微塵も感じられない素晴らしい仕込み。


トウガラシ
王道のタレ焼肉はトウガラシ。
ホルモンメインの焼肉屋とは思えないほどしっかりした赤身。


タレホルモン盛り合わせ
ハチノス、ギアラ、ホルモン、アカセン〔ナヘラ〕。
ぷりぷり、コリコリと食感の良さとタレの旨さが際立っている。
ギアラとアカセンを分けているのは初めて。
勉強になる。