2017年5月16日 炭火焼肉 なかはら
誰よりも正直に、どこまでも愚直な職人が包丁を握る焼肉屋。
今はなき三ノ輪の”七輪”で初めてその焼肉を食べてから、止まることなく進化し続けてきた。
今もまだ進化の途中でしかないのだろう。
店主・中原さんの終着地点がどこまで行ってしまうのか分からないが、置いていかれないように必死にしがみ付いていきたい。
生ハム
珍しい牛肉の生ハム。
幻のタン
これほどクオリティの高い黒タンを仕入れるために、どれだけの苦労があったのか想像も付かない。
甘みと香り、そして爆発するかのような旨みが本物の証。
サーロイン
舌の上を滑る肉肌は恐ろしく肌理が細かく、その味わいは深い。
“なかはら”の力を知るに十分な逸品。
サガリ
ぷりぷりと噛み締める奥歯を心地よく押し返す弾力。
雑味のないすっきりとした味わい。
ハラミ
肉々しさよりも繊細さが前面に出ているハラミ。
旨みの余韻も長い。
リブ芯
サーロインとはまたちょっと違った味わい。
カットの厚みももちろん違うのだが、それだけじゃない違いを感じるのが楽しい。
ランボソ
サシが少ない分、ダイレクトに赤身の味わいが舌に響く。
ミスジ
ミスジは味よりも食感を楽しむ部位だと思っているのだが、何故か”なかはら”のミスジは味が濃い。
シャトーブリアン
分厚いカットのシャトーブリアン。
どこまでも繊細な部位だが、パンチのある塩ダレで仕上げるのが”なかはら”流。
イチボ
見事な薄切りで大判を丸めて頬張る。
溢れる肉汁は上質なスープのよう。
ヒレカツサンド
間違いのない素材、絶妙な揚げ、ソースとパンの旨さ、そしてもっとも大事なバランス。
笑顔無しでは食べれない素晴らしさ。