No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2017年6月21日 西洋料理 島



八重洲のビルの地下。
階段を下に降り、目の前のドアを開けると甘い肉の香りと活気に包まれた空間が広がる。
特等席であるカウンターに陣取れば、目の前で上等な牛肉が筋や脂削ぎ落とされるライブを観戦できる。
上質な小振りのヒレはとんでもない分厚さで、その重量は500g。
最近流行の均一な火入れではなく、グラデーションが入るのが"島"ならではの火入れ。
レアな中心からは甘みが溢れ、外にいくに連れ、芳醇な香りと肉の力強さが増す。




サーロインは雌の但馬牛。
肉色は素晴らしく、その肌の色の濃さはそのまま肉の味の濃さを示しているようだ。




"島"はステーキだけでなく、それ以外の料理も旨いものだらけだ。
グラタンスープも絶品。

店主の大島さんのホスピタリティに溢れた居心地が最高のステーキ屋
流行に流されるだけでなく、"島"のような軸のぶれない匠のステーキをぜひ食べて欲しい。