No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2017年6月28日 冨味屋

めっきり更新が滞っているBeef-Lab.comのメンバーで久しぶりの会合。
焼肉屋がひしめく激戦の路地裏にあり、飾り気の一切ない焼肉屋
しかし、そこで食べれる焼肉は本物。
店主は注文が入るごとに冷蔵庫から肉を取り出し、手早く切り分ける。
タレも生の状態で素早く揉み込む。
店主は何のアピールもせず、当たり前の様に仕事をこなすが、手間を惜しまない丁寧な仕事をリスペクトしないわけにはいかない。
コブクロ刺し
春菊が効いていて、コブクロが苦手な人でも食べれるはず。
特にコリコリの食感はコブクロ好きを唸らす。

上タン
昔ながらの薄切りのタンだが、サクサクの心地良い食感に大満足。


シビレ
サクサクの表面と、トロッとした内部のグラデーションがより旨さを引き立てる。

上ミノ
丁寧な隠し包丁が入ったミノはザクザクとした食感。

上ハラミ
ハラミの肉質もなかなか良いが、とにかく肉の味を引き立てるタレが旨い。

カルビ
肉質云々ではなく、仕事で完成度の高い焼肉が表現されている。
これこそがカルビ。

レバー
弾力のある身から甘みが広がる。

ギアラ
よく焼きすることで食感が際立ち、内部に詰まった肉汁が爆ぜる。

コブクロ
プチプチと歯切れ抜群のコブクロ
刺身もいいが、やはり焼きが最高。

ハラミ
並ハラミはサガリ
こちらも悪くない。
いや旨い。

ギアラ
お代わりしたギアラはタレで。

センマイ
コリコリと口の中で心地よく弾け、タレとの相性も良い。

上ハラミ
お代わりした上ハラミは、最初を上回るクオリティ。
これだけのハラミがまだあることに驚く。

何も知らずに”冨味屋”を訪れたわけだが、訪問日の翌日の営業で一時休業し、お店の改装工事をするとのこと。
ギリギリ間に合ったのも肉運の強さ故だろう。
ちなみにこのブログを書いている時点では改装工事も終わり営業を再開している。
既に訪問した人からは、隠れ家的な入り口になっていたりと話を聞いているが、出来るだけ早く再訪したい。