No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2017年8月23日 焼肉 しみず



最強の肉質を最安の価格で提供する異次元の焼肉屋”しみず”。
普段から最高の和牛を食べているセレブだけでなく、私の様な庶民も気軽に最高の和牛を食べれるのが嬉しい。
今間違いなく一番通っている焼肉屋だ。
店主自ら毎日業者のところまで取りに行く黒タンは厳選に厳選を重ねられている。
それを信じられなほど分厚くカットされた特厚タン。
艶やかなピンク色の断面の中心を熱々に仕上げる火入れが出来る者のみが注文可能だ。





ガリは塊でグラデーションを付けた火入れが個人的な好み。


鮮度抜群のハラミは厚切りがオススメ。
側面ではなく、カットされた断面にしっかりと火を入れ、レアではなくウェルダンくらいに仕上げるとハラミ特有の弾けるような旨みが押し寄せる。



サーロインは川岸さんの神戸ビーフ
ステーキ屋で出会う厚さを遥かに凌駕する分厚さに出来るのも”しみず”の値段の安さがあればこそ。
表面を香ばしさを出し、内部は瑞々しさと共に濃厚な旨みを閉じこめている。







タレは3種盛りをオーダー。
赤身の強いクリは噛む程に味わい深く、飲み込むのが勿体なく感じる。

ちょっと厚めのウワミスジは甘みが感じられ、力強さがある。

先ほど食べた分厚いステーキで食べたサーロインと同じ個体の巻き。
巻きというとべたべたしたものが多いが、川岸さんの神戸ビーフの巻きはしつこさの欠片もなく、甘みと旨みが絡み合いながら口の中で広がる。


ホルモンはシマチョウとギアラ。
脂をカリカリに、腸壁をサッと焼いたシマチョウの旨さは筆舌に尽くしがたい。

ギアラはコリコリの後にジューシーで濃厚な味わいに舌が包まれる。

東京に現存する最高峰の一角は間違いなくこの"しみず"が担っている。