No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2017年10月23日 和牛焼肉 KIM

「たまには焼肉も食べてください!」
遂にジャムおじさんに言われてしまった。
ここ最近は、ジャムおじさんが繰り出す小麦攻撃があまりに旨すぎて、焼肉そっちのけで小麦を織り交ぜた肉料理に傾倒してしまっていた。
しかし、原点回帰という言葉がある通り、確かに久しぶりにベーシックな焼肉を中心にコースを組んでもらうのもありかもしれない。
レアハンバーグ
肉汁ではなく、超粗挽きの食べ応えで押してくるタイプのハンバーグ。
肉々しさが凄い。

サーロイン炙り寿司
大振りの寿司で、蕩けるサーロインの食感がご飯にぴったりで旨い。

カレーパン
いきなり登場した手作りのビーフカレーパン。
焼肉屋の最強ビーフカレーを手作りのパンで包んで揚げた最高傑作品。

シンシン
この日は網走産という珍しい産地の牛肉だが、しっとりとした食感で味もある。

肩三角
噛み応えがあり、ガシガシとステーキを食べる感覚。

三角バラ
近年稀に見る霜降りで、さすがに重たい。

ハラミ
肉々しさよりも若干水っぽさがある。

肩ロース
味のある肩ロースなのだが、コースの流れ的に脂がきつい。

メンチカツバーガー
ジャムおじさんの本領発揮。
小麦香るバンズとジューシーなメンチ。
メンチが油っぽさがあっても、ハンバーガーとして食べやすく旨い。


テート
柔らかで食べやすい。
味もしっかりしたテート。

巻き
蕩ける食感という言葉がピッタリ。
ただ、焼きの流れの中では脂が強すぎて辛い。

頬肉とスモークタンのフィットチーネ
個人的にはあまり好みではなかった。

デザート

"KIM"は素晴らしい名店である。
ただ、今回はその凄さを出し切れていないようで残念でならない。
ジャムおじさんの肉と小麦のコラボは最高である。
しかし主役であるはずの焼肉は置いて行かれてしまっているように感じる。
大好きなお店だからこそ、ぜひ"KIM"で最高の焼肉が食べたい。