No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2010年6月4日 天楽

恐ろしく狭い店内にテーブル2つとカウンター。
お世辞にも綺麗なお店とは言いがたいが、一部の人の中で『旨い焼肉屋』として知られているお店である。
ネットで情報を集めようと思っても、電話番号はおろか住所も見つからない。
苦労して見つけた電話番号とだいたいの場所を把握して、やっとの思いで初訪問。
怪しい扉を開けると、お客さんはゼロで、おばあちゃんが居眠りしていた(笑)
想像以上の店内の様子に、期待が不安に負けそうになったが、勇気を出して店内に足を踏み入れた。
寝起きのおばあちゃんオススメのレバ刺しは、角がピンと立っている。
お〜確かに旨い。
食感も甘みも余裕で合格点。

焼き物はタン、ハラミ、ミノ、ホルモンの盛り合わせ。
タンはタン元とタン筋の両方が盛られている。
タン元はサクサクとした食感が心地良く、塩ダレとの相性も良い。
タン筋はちょっと臭みあり。

ハラミはかなりの薄切りで、ハラミらしい旨みはほとんどないが、モミダレとの相性は良いので、焼肉としては『あり』だろう。

おばあちゃんに『焼き過ぎないように軽く焼いて食べて』と言われたミノだが、ちょい焼きだと硬すぎて噛み切れない。
おばあちゃんに隠れてよく焼いて食べたが、それでも硬すぎ(涙)

ホルモンは豚のホルモン。
皮の歯切れが悪く、頑張って飲み込むしかない。

肉質云々は置いておいて、こういったお店にはずっと商売を続けていって欲しいものだ。
再訪しておばあちゃんとの不思議な会話をしたくなったら、レバ刺し、タン、ハラミ縛りでご飯を掻き込むのが得策だろう。