No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

2015年2月24日 自宅(銀座吉澤)

和牛肥育が盛んな東北の中でも一際こだわりを持った生産者が多い岩手県。 そんな岩手県の奥州牛を食べて、痺れるような感覚を味わったことがある。 奥歯が肉に吸い込まれるように入っていき、スポンジから溢れるような旨みのエキス、それでいて水っぽさや脂…

2015年2月23日 西洋料理 島

東京ステーキ界には2大流派が存在する。 "あら皮"を祖とする流れには"哥利歐"、"ドンナチュール"、"トロワフレーシュ"、"イデア"、"ヴィティス"等があり、どこも炉窯の魅力を存分に教えてくれる。 もう1つが"ゆたか"を祖とする流れで、"島"、"かわむら"、"ひ…

2015年2月22日 生粋

焼肉を食べる時の不動のスターターであるユッケが食べれなくなって久しいが、最近では厚生省の許可を取って、正式に生肉を提供してくれるお店が増えてきた。 ところが、価格があまりに高額だったり、食味がかなり劣る生肉が存在するのも事実。 そんな中、驚…

2015年2月21日 くにもと 本店

昨今増えている創作料理系を含んだ焼肉。 個人的に大好きだ。 しかし昔ながらの王道の焼肉も同じくらい好きだ。 王道の焼肉と言えば、まず"くにもと"を一番に思い浮かべる。 焼肉業界一の職人として研鑚を積んだ技術が網の上で花開く。 ローストビーフ ユッ…

2015年2月20日 松川

食べ○グ東京で全ジャンル中、堂々の1位、全国でも2位(2015年2月20日現在)の"松川"に初訪問。 厳選された素材、そして素材のポテンシャルを引き出す技術を堪能し、1皿1皿の世界に驚愕せざるをえなかった。 普段は牛肉ばかり食べているので、割烹に対する経…

2015年2月18日 焼肉 しみず

毎月1回、有識者(?)で行われる和牛勉強会。 2015年2月度は不動前の"しみず"にて開催。 煮込み(お通し) この煮込みの旨さで、これから出てくる肉への期待が一気に高まる。 毎回お代わりしたくなるレベル。 満足度 4 レバ 滑らかな舌触りで甘みも秀…

2015年2月13日 TROIS FLECHES トロワフレーシュ

"加藤牛肉店"を出て向かったのは有楽町の駅とは反対側。 食後のデザートを楽しみにお店に向かう。 ただやはりデザートだけでは気持ちと胃袋が納得いかず、、、 今まで食べたことのないオーブラックのハラミだけ焼いてもらった。 生半可な気持ちでは負けてし…

2015年2月13日 加藤牛肉店 GINZA

加藤牛肉店店主・加藤さんと初めて話したのは昨年9月。 一見すると勤勉さよりもちょっとヤンチャな印象を受ける加藤さんだが、肉に対してここまで理論的に分かりやすく説明をしてくれる方に出会ったことがない。 自ら肉に触れる圧倒的な経験値と時間を惜しん…

2015年2月12日 1864

銀座7丁目にあるFUKUHARA GINZAビルの地下1階にある会員制ステーキ店”1864”。 “1864”とは、資生堂の創業者・福原氏の東京進出に因んだ年とのこと。 以前から気になっていたお店ではあるが、会員制ということもあり、なかなかその入り口をくぐることができな…

2015年2月10日 一輪咲いても花は花

湯島は懐の深い街。 実に様々なお店が存在するが、こと肉に関しても同じことが言える。 前回紹介した"平"はお目当ての女性をいきなり誘うにはあまり適していないが、"平"から徒歩5分程度の場所にはドンピシャなお店がある。 知り合ったばかりの女性を誘うな…

2015年2月4日 平

食事を楽しむ為の要素の一つに、お店の雰囲気というものがある。 それはフレンチや和食といったジャンルだけでなく、焼肉やステーキだって同じだ。 おしゃれなお店で食べる焼肉も旨いが、おじちゃんおばちゃんが営む昔ながらのオンボロのお店で網を囲んでワ…

2015年2月2日 よろにく

焼肉という範疇を超えて、牛肉の可能性に挑み、唯一無二の答えがないと分かっていながら牛肉を極めんとする探求心。 霜降り?赤身?熟成? そんなキーワードだけに惑わされない、牛肉の神髄に近づくことができるのが"よろにく"のお任せコースだ。 シビレの松…

2015年1月17日 自宅

【誠に遺憾ながら記事のアップを失念していたものがありました】 普段からお世話になっている方に送っていただいた月齢40ヶ月の特産松阪牛と月齢73ヶ月の雌の純但馬牛。 どちらも通常では手に入らないだけに感謝でいっぱいである。 特産松阪牛のサーロイン …

2015年1月28日 焼肉酒家 傳々

これほど人によって好みや評価が分かれるお店は珍しい。 まさに賛否両論。 しかし、”傳々”店主・高矢さんの真髄に一度でも触れれば、その凄みを知ることになる。 肉という素材を通して高矢さんのセンスが随所に光る。 決して最先端ではない。 むしろ最先端で…

2015年1月27日 焼肉 しみず

そう遠くない日にこの”しみず”は焼肉業界でとんでもない存在になる。 そんなことを確信した夜。 この日、清水さんが仕入れていたのは兵庫県の名門・川岸牧場の神戸ビーフ。 久しぶりの神戸ビーフの入荷だが、今までの入荷の中でもトップクラスの肉質だ。 丹…