2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧
「もっと小豆色の肉を切りたいなぁ」 その一言に痺れる。 東京の焼肉屋さんでこんな事を考え、こんな事を言える職人がどの位いるだろうか。 昔は良い肉の表現として当たり前の様に使われていた『小豆色』という表現。 しかし小豆色の肉をほとんど見かけなく…
今回の個体、とにかくロースが別格の旨さ。 照りのあるロースには上品なサシが入っていて、舌全体を滑らかな甘みが包み込む。 それでいて、飲み込んだ後に残るのは鼻に抜ける余韻だけで、舌の上からはすっと消えていく。 炙られたスペシャル、スペシャルのア…
偉大なる焼肉界の巨匠の誕生日。 普段から高頻度で訪れる"ジャンボ"だが、6月はマスターの誕生日辺りに篠崎本店に行くのが我が家の恒例行事。 食べてる途中にフロアに降りて来たマスターを見つけると子供達はソワソワ。 長男、長女、次男が「お誕生日おめで…
最高の職人は 最高の素材を求める。 素材の刺激が職人をさらに育て、職人の思いが素材をさらに良くする。 兵庫の川岸さんが肥育した神戸ビーフの中でもピンのピンだけが最高の職人のもとに届く。 稀代の職人、"三芳"の伊藤さんの手にはこの日もとんでもない…
その幻の和牛は1頭もセリには出ない。 血統をとことん吟味し、手塩にかけて肥育するのはわずか60頭ほど。 和牛の聖地である兵庫県美方郡産の雌の但馬牛を月齢38ヶ月まで肥育する。 サシを入れるためのビタミンコントロールは一切行わない。 その和牛を何十年…
最近同席させてもいらうことがちょこちょこある焼肉に精通したメンバーで"かねこ"。 こういったメンバーにこそ食べてもらいたい焼肉があるから。 シンシンを使ったこの日のローストビーフも滋味深い味わい。 舌の上で広がる肉の味が何とも上品。 盛り合わせ…
焼肉屋さんと一緒に焼肉を食べる。 しかもその焼肉屋さんで。 この日はオーナーの金さんと料理長の吉田さんと一緒に"キム"の全てを堪能する会。 最初の前菜はミスジと肩三角の炙り。 素材そのものの旨さを燻製塩が更に引き立ててくれる。 直火で炙られたザブ…
かつては黒毛和牛の繁殖地として名を馳せた石垣島。 温暖な気候で育った子牛は人気が高く、全国の肥育農家が子牛のセリに来ている。 そして沖縄サミット以来、子牛だけでなく石垣島で肥育された石垣牛も全国的に有名になっている。 そんな石垣島で最近話題に…
"平"で極上のロースを満喫した後は、湯島のネオンに別れを告げ移動。 どうしてもこの日食べたいモノがあったのだ。 お店に入ってすぐ我々を出迎えてくれたのはプレーン軍団。 炙って良し、軽く塩で食べて良し、醤油をほんのちょっと付けても良し。 とにかく…
湯島の路地裏にひっそりと佇む東京一カオスなステーキ屋。 残念ながら外観からして期待できるものは何もない。 しかも店内に入っても場末のスナックにしか見えず、初訪問の人であれば不安は募るばかりだろう。 しかし、そこから出される牛肉は本物。 普段は…
この日はプチ遠征して、予約の取れない焼肉屋さんに会員登録して来た。 場所は小田急相模原駅から徒歩20分ほど。 住宅街を歩いていく突然現れるお店がそれだ。 店内の壁一面に張られたメニューには、ここが焼肉屋であることを忘れてしまうようなものが多数あ…
焼肉の好きの中には猛者がいる。 この日別のお店で焼いていた猛者が、何故か”ひむか”入り口で待っていた。 いわゆる拉致というやつだ。 タクシーに乗せられて向かったのは月島。 ここで勢いに乗る猛者達の2次会が始まった。 分厚いタンには支え合いの精神が…