No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年3月5日 炭焼喰人

私が炭焼喰人を初めて訪問したのはあるブログを見たからである。
これが実に旨そうで、その週末に行ってしまった位である。
縁あって、そのブログの方と一緒に焼きに行く機会を得られた。
しかも双方焼肉好きの知り合いを交えて、3対3で焼くのだ。
こりゃ楽しみで仕方ないし、お店は炭焼喰人がいいだろう。
注文は『気合で仕入れをする』と言ってくれていた山本店長のお任せで。
まずはレバ刺しと牛刺し。
レバ刺しは前回のような筋は感じず、甘みがあって旨い。
牛刺しは赤身の旨さがしっかりしている。
山葵醤油があうね。

厚切り上タンは、いつも以上に素晴らしい。
サクサク感とともに味わえるジューシーさは今までの炭焼喰人のタンの中では一番ではないだろうか。

極上のタンに舌鼓をうっていた我々の度肝を抜いたのが次に運ばれてきた盛合せだ。
内容は厚切りのシャトーブリアン、厚切りのザブトン、厚切り上ハラミ。

厚切りのシャトーブリアンを炭火では難易度の高い片面焼きで焼き上げた。
普段は少しづつしか食べれないシャトーブリアンに贅沢にかぶりつく。
これが衝撃的な旨さ。
繊細な肉繊維の赤身の旨さが、片面焼き故非常に強く感じる。
都内でもここまでのシャトーブリアンを出すお店はそうはないだろう。
余談だが、会計時に更に驚いたのが、このシャトーブリアンが2,100円だという。
???信じられない話だ。


厚切りのザブトンは、これがまた旨い。
渾身の焼き上がりで食べると、甘みがしっかりしていてお肉の香りを感じる。

厚切り上ハラミは、相変わらずの旨さ。
肉繊維を噛み切る毎に溢れる肉汁がすごい。
このハラミを塩モミダレで食べたらどうなんだろう?という欲求が起こってしまった。
旨いお肉を食べると欲求が止まらんなぁ〜。

トモサンカクを使用した薄切りの上ロースを堪能した後は、薄切りのシャトーブリアンと薄切りのザブトンがタレで登場。


大判のシャトーブリアンを丸めて食べると、Meatが口の中でホロホロと崩れていく。
ん〜旨いね。
タレに負けない上質なMeatの甘さに感嘆のため息がもれた。

薄切りのザブトンはご飯を巻いて食べたが、蕩ける食感で口の中は甘みでいっぱい。

最後は追加した巨大なカイノミで終了。
いや〜炭焼喰人を訪問しだして、今回が過去最高の満足度だったかも。
素晴らしいお肉を用意してくれた山本店長とお店のスタッフの方に感謝である。
また、初めてお会いしたkon-konさん遊16さん達との会話が更に満足度を引き上げてくれた。
やはり"肉好き"という共通点で結ばれた者同士、会話も盛り上がって楽しい。
これに懲りずに、また一緒に網を囲んで欲しい。