No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2011年6月2日 よろにく

今更ぐだぐだ説明してもしょうがない。
肉質、カット、味付け、そして接客、その全てが素晴らしく、私がかつて経験してきた中では間違いなくNo1の焼肉屋さん。
毎月と言わず、毎週通いたいお店だが、あえて苦行僧のように1ヶ月以上間隔を空けて訪問してみた。
そして、これが今回のVANNEさんのお任せの全貌である。
センマイ刺し
お馴染みのメニューであるが、何度食べても、もっと食べたい、と思えるのがすごい。
シャキシャキの歯応えが心地良く、野菜との組み合わせが、一段と食感を良くしてくれる。
満足度 4

タン元の握り
タン刺しは色々なお店で何度も食べているが、タンの握りは初めて。
食べる前は、奇をてらっただけのイメージがあって、正直あまり期待できなかったが、一口食べてその考えを改めさせられた。
驚くほど絶妙な歯応えで、少な目のシャリとのバランスも抜群。
満足度 4

ハツ刺し
サクサクの歯応えで、臭みは微塵も感じられない。
牡蠣醤油が非常に良く合う。
満足度 3

チマキ刺し
ねっとりとした赤身の旨みが舌に絡む。
不思議な食感だが、間違いなく旨い。
満足度 4

肩三角刺し
サシと赤身のバランスが良い上品な味わい。
これだけ食べるには、小振りすぎて物足りないかもしれないが、数種の牛刺しが食べれる時にはベストなサイズ。
満足度 4

ザブトン刺し
神々しい姿につい見とれてしまうほど。
刺身としては贅沢な大判だが、極薄のカットのため、舌の上でじんわりと溶け出すサシの甘みと、ふんわりとした食感が記憶から離れない。
もう一度食べたい。
満足度 5

ハツ
微塵も臭みを感じさせない極上のハツ。
ホルモンが苦手な人にこそ食べてもらいたい。
満足度 3

タン筋
タン筋にたっぷりのネギ。
ネギの甘みが心地良いが、肝心のタン筋特有の旨みが弱い。
満足度 2


タン元
肉汁を閉じこめた塊から溢れる旨みは、恐ろしく濃厚。
この濃厚な旨みが生の黒タンの証だろう。
生醤油にくぐらせて軽く炙り、香ばしさを味わうのもまたオススメ。
満足度 5


シンシン
プレーンのシンシンは、芳醇な風味が印象的で、赤身らしい旨みを感じさせてくれる。
仕入れの強さが可能にするシンプルな旨さ。
満足度 4

ハラミ
ジャンク系の甘〜いモミダレのハラミ。
上質なハラミが勿体無いと思う方もいるかもしれないが、豊富な肉汁とモミダレが見事に絡んで、バランスがすこぶる良い。
弾力に富んだ肉繊維の噛み応えも言うこと無し。
満足度 4

肩三角のガーリックオイル漬け
ガーリックがかなり強く、肉の旨みを抑えている感じ。
とは言え、焼肉としての旨さで言えば、間違いなく『アリ』。
もう少し厚切りの肩三角で食べてみたい。
満足度 3

ミノ
心地良い歯応えが楽しめるミノ。
満足度 3

シャトーブリアン
5番の雌のシャトーブリアン
判の大きさから、サシの入り具合にいたるまで、全てが理想的な状態。
ふんわりとした食感の良さは言わずもがな、特筆すべきはその旨み。
飲み込むのが勿体無い、と思ってしまうお肉に出会うのも久しぶり。
満足度 5+

ミスジ
やはり"ジャンボ"と"よろにく"のミスジは別格。
これだけ色々なお店でミスジが食べれるようになった今でも、これを真似できるお店はほとんど見当たらない。
満足度 5

ザブトン
刺身でも食べた部位だが、火を入れることによってサシが溶け出し、口に広がる甘みや風味が更にアップ。
満足度 5

サーロイン蒸し
目の前に置かれた蒸し器で野菜等と一緒にポン酢で食べる。
薄切りのサーロインを蒸すのは、蒸し加減が非常に難しそうだが、VANNEさんの蒸し加減は素晴らしい。
ほんのりピンクが残っていて、お肉の味がしっかりと伝わってくる。
さっぱりとしていて、夏場に食べるにはピッタリだなぁ。
満足度 4





サーロイン(薄切り)
やはり1人1枚の贅沢カットはテンションが上がる。
肉質の優れたサーロインはレアでもウェルダンでもそれぞれ独特の旨さを味わえるが、この薄切りカットはその両方の良いところが同時に味わえる。
ステーキでもすき焼きでもなく焼肉だからこその食べ方。
誰かに食べさせたい。
満足度 5

サーロイン(厚切り)
まだまだ食べ足りなくて厚切りも出してもらってしまった(笑)
やはり肉自体は完璧な旨さ。
最近感じるのは、短くて良いので幅や厚さでもう少しボリュームを出せば、サーロイン特有の味わいが爆発するのではないかな。
満足度 4

ガパオ
ユッケ肉を使った〆の一品。
上品さとはかけ離れた味わいだが、つぼをついた旨さ。
満足度 3

訪問間隔を空けてことは感動を引き上げることに繋がったのだろうか!?
こんな旨いなら、毎週でもやはり感動しそうな気が・・・。
次回訪問はそんなに間隔を空ける自信がないなぁ。