No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年9月4日 九州和牛 SATOブリアン


9月4日はシャトーブリアンの誕生日。
そう、ヒレの中心部分が好き過ぎて、その部分の名前がシャトーブリアンとなってしまったほどのフランスの政治家である。
こんな日に行きたくなるのは、シャトーブリアンに拘った"SATOブリアン"。
以前から改良をお願いしたタレの件もあり、今回は初めて佐藤さんのお任せをお願いしてみた。
タン元
問屋さんがこれ以上のものはないというほどのタン。
その中から根本の最上級部分を切り出してくれた。
サクッとした噛み切れる心地良さと鼻腔をくすぐる風味が特選の証。
満足度 5

シャトーブリアン
シャトーブリアン誕生日の為に仕入れたという宮崎県産の最高のシャトーブリアンのとのこと。
ロースターとの相性で決めた厚さでカットした重量は250gで、これを超弱火→弱火→超弱火→弱中火といった具合に、頭の中にあるイメージと重ねながら火を入れていく。
我ながら完璧な火入れで仕上がったシャトーブリアンは、ふんわりと広がる風味と湧き上がる肉汁の旨さが印象的。
満足度 5


ハラミのコブ
コブの部分は塊で。
ギュッと締まった肉繊維からは、止めどなく肉汁が溢れ続ける。
ハラミの塊焼きの理想像が掴めてきた感じ。
満足度 4


ハラミ
こちらはBカット。
塊で焼いてからカットすると、ハラミの荒々しさが弱く、上品な印象を受けるが、このBカットはハラミの力強さが最も伝わる。
ただ無言でハラミにかぶりつく。
これが人間の本能に眠る何かを刺激するのだ。
満足度 4


ランプ
珍しくランプも塊で。
筋が入り込んでいる部分なので、カットに工夫が必要かもしれないが、柔らかな赤身。
満足度 3


カメノコ
タレで食べるカメノコだが、今回の訪問はこのモミダレを試したかったのもある。
甘すぎず、赤身の良さを消さないタレで、カメノコのコクも感じられる。
満足度 3