No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2013年2月1日 和牛焼肉 KIM


1年間のうちに食べた焼肉の中から感動に応じて個人的好みを書いた焼ニシュラン-2011-焼ニシュラン-2012-で2年連続、"よろにく"と並び☆3つにしている名店"KIM"。
前回が「いい肉の日(2012年11月29日)」の訪問なので、ずいぶんと間隔が開いてしまい、2ヶ月ぶりの訪問。
白センマイ刺し
酸っぱすぎず、さっぱりとした味付けで、センマイ自体が際立つ味付け。
満足度 4

ミノの湯引き
色々な食べられ方をするミノだが、その火入れは本当に難しい。
食感はなかなかで旨い。
満足度 3

ガリ刺し
正肉に比べてサガリは臭いがあることが多いが、臭みは皆無で、生姜醤油との相性も抜群。
何よりサガリの旨みが濃い。
満足度 4

炙りバラ握り
本来脂が強いバラだが、炙ってあることと握りで食べるということで、甘みがありながら後味がすっきりとしている。
ご飯にお肉を乗せてるだけのなんちゃって肉握りとは大違い。
満足度 4

炙りレバ手巻き
実家が魚屋のため手巻き寿司は普段の食事となっており、郷愁を感じさせる食べ物。
握りと違って、頬張って食べるのも楽しい。
レバの甘みも感じられ、バランスが取れている。
満足度 4

炙りタン軍艦巻き
絶妙な炙り加減で、タンの甘みと香ばしさが際立っている。
海苔で巻かれることで旨さが1段アップしている。
満足度 5

タン元
タンの1番根本を贅沢なカットで。
サクッとした歯切れと、ムッチリとした食感、勿論旨みは濃厚。
満足度 5


サーロイン
厚切りのサーロインはしつこさを感じる事が多いので、焼肉では薄切りで食べるのが好きだ。
ただ、"KIM"のサーロインに限っては厚切りもオススメ。
満足度 5

肩ロース
肩ロースは筋っぽさを感じることが多いが、この肩ロースは肌理の細かさも感じられる。
満足度 4

ヒレ
ヒレ筋はカリカリに焼いて、香ばしさを出す。
ヒレっぽさはないが、筋から溢れる濃縮された甘みが深い。
満足度 4

ヒレミミ
ホルモンに比べると正肉は食感のレパートリーが少ないが、エンピツやヒレミミはその食感の幅を広げてくれる貴重な部位だ。
ヒレらしい柔らかで繊維質な食感が楽しめ、筋が良いアクセントになっている。
満足度 4

テンダーロイン
シャトーブリアンには敵わないが、しっとりとした繊細な食感。
赤身好きなら言葉を失うレベル。
満足度 4

レバの胡麻油かけ
炙りレバに更に熱々の胡麻油をかけたレバ。
ニンニクと胡麻油の香ばしさとレバの甘みが合わさり、なんとも官能的な仕上がり。
満足度 5


イチボの湯引きサラダ
野菜が見えないほどたっぷりとイチボが乗せられた肉好きの為のサラダ。
野菜とイチボのどちらが主役かはさておき、サラダとはこうあるべき!
満足度 4

トウガラシ
網目状にサシが入ったトウガラシからは、風味がしっかりと感じ取れる。
満足度 4

ランプ
赤身の中でも、ジューシーで肉汁のジュースが濃厚なランプ。
口の中でほどけるような食感。
満足度 4

ハラミ
"スタミナ苑"のような開かれたハラミだが、厚みはこちらが上。
黄身を使ったタレで食べるのだが、良い意味での下品さがあり、胃袋に感動を与える。
満足度 4

ヒレカツ
シャトーブリアンを贅沢に使ったカツ。
"KIM"のヒレカツは絶妙な揚げ加減と、付け汁とのバランスの妙味と言えるのでないだろうか。
満足度 5+


ザブトン
脂の重さを感じさせないザブトン。
このさらっとした脂が食欲を減退させない理由だろう。
満足度 4

三角バラ
ザブトンと繋がっている三角バラだが、脂の質は全然違うのが面白い。
三角バラは強火でカリッと焼き上げ、ポン酢で食べる。
ちなみにポン酢に入っているのは、大根おろしじゃなくて蕪。
満足度 4

サーロイン
終盤にザブトン、三角バラ、サーロインと続くと、流石に重さを感じる。
ただし、サーロイン自体は肌理の細かさが際立っている。
満足度 4

牛丼
〆は牛丼。
あっさりとした牛丼で、〆にはぴったり。
牛丼の概念を変える1杯。
満足度 4

最初から最後まで一気に駆け抜けたが、恐ろしいほどハイスペックなコース。
肉質にも驚かされ、その肉質を最大限活かすカットもさすが。
焼ニシュラン-2013-でも☆3つは不動かもしれない。