No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2013年6月4日 吉四夢 新浦安本店

東京都内に比べて圧倒的に好みの焼肉屋さんが少ないのが千葉。
ただ単に私の調査が少ないだけかもしれないが。
そんな私でも気になっていたお店がある。
それが今回の"吉四夢"で、元プロレスラーのコンバット豊田さんのお店。
ところが現在はコンバット豊田さんは実家に戻っており、別の店長さんが切り盛りされている。
ホルモン盛合わせの内容は日替わりのようだが、この日はシマチョー、ギァラ、トントロ、ミノの4種類。
常連さんのオススメに従い塩でオーダーしたが、この塩ダレがパンチが効いた強烈な味付けで、不本意にも白米を頼んで一気にかきこんでしまった。
プリプリのシマチョウやザクザクのミノなど、素材自体の鮮度もさることながら、特筆すべきはとにかく全ての理性を掻き消す塩ダレだろう。

つらみはタレでいただいたが、肉々しさがしっかりと残っている。

正肉はみすじにサービスロース。
舌の上で香りを広げる上品なみすじとご飯を手放せなくなるサービスロースは対照的。


ホルモン盛合わせに次いで気になったのがこの和牛ハラミ。
今回はサガリの部分であったが、噛むほどに存在感を主張する。

珍しく牛以外に葱塩地鶏をオーダー。
このネギが麻薬のように正気を失いそうになる。

お店の象徴とも言える塩ダレに完全にはまってしまい、ホルモン盛合わせは2度お代わりしてしまったほど。
ご飯片手に塩のホルモンに貪る。
こんな極上の空間が千葉にあることを知った夜は本当に素晴らしい。