No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2014年3月11日 七厘

いわゆる『はしご』ですね。
食べたいって欲求が強過ぎて抑えきれないので。
七厘ボール
今まで食べた中で一番の揚げ加減。
主張しすぎず、かと言って存在感がないわけではなく、衣の仕上がりが実に見事。
満足度 4

サーロイン
常々感じているが、サーロインほどその牛の脂の質が分かる部位はないと。
このサーロインは脂の濃厚な甘みと軽さを共存させた最高峰。
サシはかなり入っているので、厚切りではなく薄切りでこそ真価を発揮すると思うが、"七厘"の薄切りタレで見事に開花している。
満足度 5

近江ハラミ
噛んだ瞬間に伝わる塩のインパクトをワンテンポ遅れて肉汁が優しく包み込む。
ここまで上質なハラミとは、我を忘れて一心不乱に向き合いたい。
満足度 5

ミスジ
ミスジは三筋。
真ん中に入った筋が口に残ることがあるが、"七厘"ではそんな筋に出会ったことがない。
ただただ極上の滑らかさ。
満足度 4

イチボ
かなりサシの入ったイチボだが、カットと味付けで重さは感じない。
むしろ溢れんばかり口いっぱいに広がる肉汁に身体が欲するのみ。
満足度 4

肩三角
"七厘"の塩味は、インパクトは強いのだが肉自体の味を邪魔しないように感じる。
特に肩三角のような鉄分の旨さが目立つ部位にはより合う。
満足度 4

焼肉って本当に旨く、そして上質な黒毛和牛がいかに焼肉にあうか。
"七厘"には、こんなことを再認識させてくれる説得力がある。