No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2015年7月9日 よろにく


史上最強の焼肉屋”よろにく”。
その真髄を味わいたいという肉好き団体をアテンドするのが今回の目的。
しかし、”よろにく”の空気に触れてしまうと、結局はアテンド役である自分が一番興奮してしまうのだが。
木曜日で一番混んでいる時間にもかかわらず、お任せをアレンジしてくれたVANNEさんに感謝。
シルクロースの葡萄包み
無花果とシルクロースの組み合わせは大好きなのだが、今回の葡萄とシルクロースの組み合わせも秀逸。
フルーツのすっきりとした甘みに、違った角度でシルクロースの甘みが伝わる。
また白和えのおかげで、全体的に重たさを感じさせない。
満足度 5



フィレミニオンの炙り握り
フィレミニオンの炙りを使った握りは、しっとりとしていながらシャリに負けない重量感があり、何とも言えない贅沢。
満足度 4

シルクロースの炙り握り
普段”よろにく”で出されるのは上記のフィレミニオンよりもシルクロースの炙り。
どちらも旨いが、シルクロースの食感とサシの甘みがシャリとの一体感を作り上げてくれるこちらの方が完成度は高い。
満足度 4

ハラミの冷製カルボナーラ
一瞬、眉をひそめそうなメニューだが、ハラミのような味わいの強い部位とインパクトの強いチーズが合わさり、確かにカルボナーラを作り上げている。
そして旨いのだから不思議だ。。
満足度 4


ハツ
定番のハツ。
そして安定の旨さ。
むっちりとした食感と鉄分の香りが良い。
満足度 4

タン元
薄切りのタン元は片面焼きで、生の面を外巻で食べると、ちゅるんっとした官能的な舌触り。
そしてタン特有の旨みも十分。
満足度 4

ツチノコ
こちらも定番で、食感とタレのバランスを楽しめる。
満足度 4

シンシン
アスパラのシンシン包みというべきメニューだろうか。
アスパラとシンシンの食感のコントラストが素晴らしく、シンシンの旨み満載の肉汁とアスパラの水分のマッチングも完璧。
満足度 4


ハラミ
下町風味の味噌ダレで食べるハラミは、”スタミナ苑”を彷彿させるカット。
ハラミの旨みをダイレクトに味わうのであれば塩が一番かもしれない。
しかしハラミの豊富な肉汁が味噌ダレに絡むことで生まれるジャンクな旨みは何物にも代えがたい。
満足度 5


サーロイン
山形牛の多い”よろにく”だが珍しく純但馬牛、しかも田村さんの39か月雌。
これほどの肉はいつも以上に火入れに緊張する。
蕩けるような食感ではなく、しっかりと歯で噛み締めるサーロインは、決して硬いわけではない。
甘みはありながらも驚くほどすっと切れる脂、喉の奥まで押し寄せる旨みがある。
満足度 5



シャトーブリアンのフォアグラバーガー
フォアグラをハンバーガーにするのだが、バンズはシャトーブリアン
シャトーブリアンの食感を最大限に活かし、旨みはシャトーブリアン、フォアグラ、ソースの三位一体で攻めてくる。
最高過ぎる。
満足度 5+



ミノ
ミル貝のような食感が活きるミノ。
満足度 4

シルクロース
握り以来のご飯は一口サイズでシルクロースをより引き立てる。
トロトロのシルクロースに秘伝のタレが絡まり、笑う事しかできない。
満足度 5

しゃぶしゃぶ
シルクロースを使ったしゃぶしゃぶだが、焼肉屋さんとは信じられない程旨い出汁をまとい、シルクロースは先ほどとはまた違った面を見せてくれる。
満足度 5






ザブトン
極薄のザブトンはその薄さとサシで、口の中で消えてなくなる食感。
黄身とのマッチングも素晴らしい。
満足度 4


ヒレカツ
極上のシャトーブリアンを網の上で火入れし、最後に揚げて仕上げる。
何度となく食べているヒレカツだが、ここまで見事な火入れは初めて。
衣の下は綺麗なピンク一色で、グラデーションが一切ついておらず、異常な滑らかさに舌が驚く。
満足度 5+




牛丼
某牛丼チェーンを模した究極の牛丼。
当たり前だが何もかも違うw
満足度 5


肉をただ単に焼くに留まらない肉料理には感嘆のため息がもれる。
1つ1つの完成度を追求する姿勢があまりに違う。
これが最強の焼肉屋の所以だろう。