No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年12月22日 幸楽苑

お店の前を通って、事前情報なくふらっと入るのは何年振りだろうか。
"グリルK"でハンバーグを食べた後でありながら、お店から滲み出す雰囲気に吸い込まれる様に中に入ってしまった。
毎日芝浦から仕入れるという自慢のタンとハラミ。
店主の言葉通り、タンはかなりの上物。
最近主流の削ぎ落としまくったタンとは違って芯の周りも付いてはいるが、その味の本物。
黒タン特有の甘みと食感が素晴らしい。

タン以上に驚かされたのがハラミ。
その登場の瞬間から私のドキドキは止まらない。
噛みちぎられる瞬間まで生命力を感じさせる食感、タレとマリアージュする濃厚な肉汁。
フラッと入って、こんなハラミに出会えることが信じられない。


今まで全く聞いたこともない焼肉屋
しかしそこには極上のハラミがあった。
自分の未熟さが恥ずかしい。
しかし、こんなお店が存在することが何よりも嬉しい。