No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2008年11月16日 横浜 うかい亭

先日あざみ野うかい亭でのマエストロフェアの際に、私が時間に遅れたため、当初予定していたマエストロとは違うマエストロに焼いていただいた。
今回はそのリベンジということで、前回予定していたマエストロをもう一度指名しての訪問。
ちなみにその方は、うかい亭のマエストロ7名の頂点に立ち、統括料理長という役職である。
つまり、うかい亭で一番の焼き手ということ。
コースの組み立ては、その日のオススメと自分の食べたい食材・調理法を焼き手と相談しながら決める。
アミューズの松茸のフランは香りが素晴らしく旨い。
これで最初から気分が高まる。
その後は、大きなホタテの貝柱とフォアグラのソテー、栗のスープ、かなり大ぶりな車海老、鮑の岩塩蒸し。


どれもこれも本当に旨い。
他の鉄板焼きで、お肉以外でこれほど満足感を味わえるお店を私は知らない。
お肉以外がどれほど美味しくても、私の一番の目的はこれからである。
お肉はサーロインとヒレの両方食べたいとお願いしていたが、ヒレはタタキで、サーロインはステーキで頂くことに。
厚さのあるヒレとサーロインが目の前の鉄板で焼かれていく姿は、焼肉の網の上とはまた違った緊張感がある。



まずヒレのタタキは、表面を丁寧に焼き固めて、低温でじっくりと火を入れており、中は鮮やかな赤身。
非常にさっぱりとしていて、いくらでも食べれる感じで、本当に旨い。


サーロインは見た目のサシも素晴らしいが、味の方も見た目の期待以上。
絶妙な焼き加減で、これぞステーキの王様サーロインといった旨さだ。

今回はマエストロ統括料理長に担当をお願いできたので、通常のコースとは若干違った組み立てと、絶妙な焼き技による旨さを堪能できた。
これを味わってしまうと、もう他の方を指名できないなぁ、と思ってしまうほどの満足度であった。