No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2008年11月23日 ジャンボ 篠崎本店

千葉に行く予定があったので、それにあわせてジャンボを予約した。
ジャンボの本店の魅力は、希少部位は勿論、そのCPにもある。
私の考えでは、旨い物を食べたければ、お店の方に気を使ったり、親しくさせていただく事は非常に重要である。
そこでジャンボではある問題が発生する。
本音では最初から最後まで希少部位で攻めて攻めて攻めまくりたいのだが、お店のオススメ等を気にすると、つい並ロース等を頼んでしまうのだ。
特に今回のような少人数での訪問では、それが致命傷になる時がある。
まずは上タン。
希少部位にスポットが当てられるジャンボだが、上タンはなかなかの旨さなのだ。
厚過ぎず薄過ぎない厚さで、非常に焼きやすい。
そしてサクサクとした食感とジューシーな肉汁は文句の付け所がない。

勧められて注文した並ロースも旨い。
旨い、旨いのだが、これは値段を考えての評価であって、絶対的な評価ではない。

2種類頼んだ希少部位は、ウワミスジとササミが運ばれてきた。
ウワミスジは柔らかで赤身の旨さが際立っている。

ウワミスジと全く違う食感なのがササミ。
ササミは非常にジューシーで、これぞ焼肉といった旨さ。
カルビとして出される事が多いササミは、最近食べる機会が多いが、私の好きな部位の一つである。

希少部位の追加は、どうしても食べたかったザブトンとミスジを指名。
普段よりほんの少し厚さを感じるザブトンは、しっかりした旨さがあるが、蕩け具合が若干足りない。
旨い事は旨いのだが、ザブトンにはあの口の中から一瞬で消えてしまう食感も求めてしまう。

ミスジは凄かった。
柔らかさと甘みが最高で、間違いなく今回No1のMeat。
やはりミスジを食べるなら、ジャンボとよろにくが最高であることを再認識した。

ここで、まだ食べる余力があるのが私一人になってしまった。
一人でも食べたかったトモサンカクは残念ながら品切れ。
他に食べたいと思ったのは芯ロースだが、ジャンボの芯ロースはでかい。
あれを今から一人で食べるのきついだろう。
残念だが今回はここで終了とするしかない。
だが諦め切れない私は、ある秘策について考えながら帰りの高速を走った。