No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2008年12月18日 よろにく

いつもの焼き仲間の誘いを受けて、突然よろにく焼きに参加する機会を得た。
私以外は焼き仲間と同じ会社の方々。
外人さんも交じってる。
知らない人だらけだろうが、外人がいようが関係ない。
よろにくで焼けるなら、迷わず参加である。
メニューは既存のコースではなく、いつものVANNEさんお任せ。
刺身はタテメ、内モモ、ユッケ。

内モモは赤身の甘みがしっかりしてて旨いが、サシ好きな私はついついタテメに箸を伸ばしがち。
ちなみにタテメとはタテバラのことだそう。
タテバラは普段握りで食べているが、握りで酢飯と一緒に食べた方が脂の甘みを感じやすくて個人的には好きだ。
焼き一皿目はシャトーブリアン
いつも素晴らしいA5雌のシャトーブリアンだが、今回はサシがいつも以上に素晴らしく見える。
超弱火で火を入れて、両面焼き・片面焼きで味わいの違いを堪能。

焼き二皿目は塩系で、タン元、カイノミ、上ハラミ、ハツ、ミノサンド。

タン元はいつ食べてもジューシーで旨い。
こんなタン食べてるから、凛で満足できなくなってしまうのだ。。。

塩系でお代わりしたいと思ってしまったのが上ハラミ。
柔らかなのにしっかりした肉繊維から溢れて出てくる肉汁は旨みの洪水。
文句の付けようがない理想のハラミである。

焼き三皿目はタレ系で、トウガラシ、シンシン、イチボ。

今回のシンシンは特にすごい。
見た目から違ったが、この旨さを最大限に味わう為にサッと火を入れる。
赤身の旨さを堪能するには、これ以上はないといった上物。

イチボは私好みでしっかりサシが入っている。
シンシンの赤身の旨さも捨てがたいが、このイチボのジューシーさも捨てがたい。

焼き四皿目はタレ系で、ミスジヒレ(薄切り)、サーロイン(薄切り)。

今回のミスジは赤ミスジに近い部位で、いつもの細かい芸術的なサシのミスジとはちょっと違う。
しかしこのミスジの旨さには文句なし。
Meat本来の甘みが際立っていて、間違いのない旨さ。

大好きな薄切りのヒレは、本当に上品な味わい。
塩で食べる厚切りのヒレも間違いなく旨いが、このタレで食べる薄切りのヒレも負けてない。
というか、個人的にはタレの薄切りの方が好きかも。

薄切りのサーロインは今回の最高Meatなので、最後に食べることにした。
焼き五皿目はザブトン、巻き、サーロイン(厚切り)。

炙ったザブトンはたっぷりタレをつけて、一口ご飯を巻いて食べる。
蕩ける旨さが最高の一切れだ。

巻きは久しぶりにタレで食べると、至福の瞬間が訪れる。
やはり巻きも絶対にはずせない部位だ。

厚切りのサーロインはポン酢をつけて、細切りの野菜と一緒に食べる。
すごいサシが入っているにもかかわらず、さっぱりと食べることができる。

いよいよ最後の薄切りのサーロイン。
これはすごいの一言。
口に入れると、旨すぎて全員笑ってしまっている。
完全に心を奪われた。

あまりの旨いMeatの連続に、トングを握り締めて網の上を凝視している私の姿は、焼き仲間の同僚にはどの様に写ったのだろうか。