No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年1月29日 よろにく

やっと2009年最初の肉の日(29日)がやってきた。
こんな日に行きたいのは、そりゃ"よろにく"以外にはないであろう。
今回は事前にVANNEさんにメールしていなかったので、『いつもほどは準備できないかも』と言われたが、それでもやはりVANNEさんのお任せが一番だろう。
今年の目標の一つが『ちょっとは野菜も食べる』なので、キムチやナムル、サラダを食べつつお肉を待つ。
刺身の盛合せはユッケ、トモサンカク、センマイ。

牛刺しはイチボや内モモ、三角バラなども旨いが、やはりトモサンカクが一番旨いと思う。
舌の上に乗せると溶け出してくるような食感と甘みが素晴らしいの一言だ。

握りはタテバラ。
今日は私の大好物ばかりのようだ。
タテバラの脂の甘みと酢飯の組み合わせは最高だと思うし、握りで食べるならタテバラが一番だろう。

今回はシャトーブリアンから始まらずに、いきなりハツ、ハラミ、カイノミ、タン元の塩系。


ハラミもカイノミは非常に旨い。
ただ、タン元が旨すぎた。
この日仕込みをしたタン元がすでに切れてしまっていたので、新しく皮をむいて出してくれたタン元なのだが、このサクサクとした歯応えとジューシーな旨みは他では味わえないかもしれない。
それほど旨かった。
贅沢を言う事が許されるのであれば、2倍いや3倍の厚さだったらどれほどの旨みなのだろう。
一切れの値段は想像できないが・・・。

続いて、シンシンとカタサンカクがタレで登場。
どちらも赤身のしっかりとした旨みがあるが、特にシンシンは甘みが強い。

今回は普段と趣向を変えて、タレの後に塩系に戻る。
塩系はササとアカミスジ
ササは非常にジューシーなのだが、それを塩が絶妙にまとめてくれている。

そしてまたタレに戻って、肩ロースとシャトーブリアン(薄切り)。
肩ロースですごくいい部分が取れたからということで出してもらったが、この肩ロースの甘さは衝撃的だ。
手元にご飯がないのが悔やまれて仕方ない。

タレで食べるシャトーブリアン(薄切り)は私の大好物の一つだが、今回も極上の味わい。
間違いなく言えることは、一枚じゃ足りないということだ。

続いて、今度はアカミスジをタレで。
塩で食べるアカミスジも旨かったが、個人的にはタレで食べる方が好きだ。
ジャンボ系のこのタレがミスジの旨さを更に引き上げている。

更に衝撃的なMeatが続いて、サーロイン(薄切り)。
VANNEさんは"シルクロース"と呼んでいた(笑)
この旨さはもはや表現できないので、知りたい方は食べに行って欲しい。
笑うしかない旨さだ。

ここまで食べて、ホルモンへ。
いつも食べているコプチャンとミノを今回も。
ここで終わりと思っていたが、最後の一皿があったのだ。
中身はサーロイン(厚切り)と、もう一度肩ロース。
今度はご飯と一緒に肩ロースを食べたが、旨すぎて堪らないねぇ。
サーロイン(厚切り)はポン酢で食べて、今度こそフィニッシュ。

と言っても、素麺とかき氷もサービスしてもらって食べたが。
いや〜ここまで満足できる焼肉屋さんが他にあるんだろうか!?
"よろにく"以上のお店はないかもしれないと思うと、ちょっとさみしいなぁ。