No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年4月14日 きらく亭

最近焼肉業界では残念なニュースがあったが、この日も非常に残念なニュースが飛び込んできた。
青森県の『第一花国』が去る4/11に老齢の為死亡したそうだ。
『第一花国』と言えば、昨年食べたBMS12の去勢牛『寿国』のお父さん、そして一昨年食べたBMS12の雌『はなふく』のおじいちゃんである。
ちなみに子種は冷凍保存されている為、今後10年ほど『第一花国』の子供は誕生するそうである。
偉大な基幹種雄牛の冥福を祈るのみである。
そんな『第一花国』への供養も含めて(?)、私が向かったのはきらく亭である。
仕事の関係でちょっと遅刻してしまい、皆が注文していた特選盛合わせを一人分注文。
内容は、こんな感じ。
 特選ロース焼しゃぶ
 和牛ヒレ
 特上ハラミ厚切り
 特選タン塩厚切り
 イチボ厚切り
 特選カルビ

特選タン塩厚切りは見た目から素晴らしい。
味も見た目同様で、サクサクとした食感とジューシーな肉汁の量がすごい。
それにしても、常にこのレベルのタンを確保しているお店の努力には頭が下がる。


特上ハラミ厚切りは、タンと同様にいつも上物が確保されているきらく亭の強みである。
今回もすごい厚切りだが、素晴らしい肉質と少し筋切りされていることもあり、ヤケドしそうな肉汁を出しながら肉繊維がちぎれていく。
こりゃ旨い。
塩味もこの肉汁にぴったりである。

イチボ厚切り、特選カルビは平均以上のレベルといったところで、頬が緩んでしまう程ではない。
ただ、他店であれば十分納得かもしれない。
やはり良いお店には期待してしまうものだ。
きらく亭で要注意なのは、人数が少ないときのヒレ
小さい塊なので、切れ端ではないか?と思ってしまう。
まぁ旨いことは旨いのだが、もっと良い部位があるじゃないか!と思ってしまう。

特選焼しゃぶは細かなサシが十分に入っており、山葵をつけて食べると何とも言えない。
う〜ん、旨いね。


盛合わせの後は、ホルモン・上ミノと一緒に特選タン厚切りをお代わり。
この日のタンは特に素晴らしいかったのだ。
そして、この日私が一番感動したのは、タンユッケ。
焼いてあれほど旨いタンのユッケである。
今までのタンユッケでは考えられないほど、存分に脂ののったタンであり、綺麗なピンク色である。
これがタン独特の甘みが濃い。
そしてタレも旨い。
最高の一品である。
今まで食べたタンユッケの中でNo.1決定!
ちなみにタンユッケはメニューには載っていない。