No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年8月5日 かくれ家 三宿店

三宿で焼肉。
そして目指すはリブロース
ハンカチ片手に三茶から歩き、やっと地下のお店へ。
まずはタン刺し。
タンユッケのはずが普通のタン刺し。
あれ!?
ところが、これがタンの甘みがあって旨い。
酢味噌も添えられていたが、個人的には酢味噌で食べるのはもったいない気がしてしまった。

特選タン塩はタン刺しと同レベルのタン元だが、若干厚めに感じる。
薄切りのわりに、旨みの詰まった肉汁も豊富でかなりの旨さ。

タン芯は、根元の先端部分が中心。
厚切り故に味わえるサクっとした食感と、中に詰まった旨みが素晴らしい。
値段的には特選タン塩よりも安いが、個人的にはタン芯の方がタン自体の旨みを感じやすく、好みだなぁ。

厚切りで登場したリブ芯は、食欲をそそるサシの入り具合。
若干周りの脂の処理があまい感じがするので、傳々レベルの処理を期待したい。
焼きすぎに注意して食べると、サシのわりに脂のしつこさはなく赤身の旨みがしっかりしている。

特選ハラミは厚切りで、肉汁もジューシーであったが、いまひとつ旨みに欠ける。
特選と言う名ではあるが平凡な印象は否めない。

特選ヒレはかなりのボリューム。
繊細な肉繊維を噛み切る毎に赤身自体の旨みが口に染み渡る。
これは旨いなぁ。

リブロースの巻きを使用した特選カルビはタレで。
脂の甘みが私好みだが、若干口の残る筋が気になる。

焼きしゃぶはリブ芯の薄切り。
厚切りのリブ芯ほどの旨みは感じられない。
ポン酢に負けない旨みの強いお肉を使うか、お肉の味わいを殺さないポン酢に変えてもらいたい。

厚切りの特選ヒレが旨かったので、特選ヒレを私の大好きな薄切りのタレで出してもらえるようにお願いした。
薄切りだと、サッと熱を通すだけなので、火を入れることによってヒレの表面がほんの少し硬くなることが防げる。
この薄切りタレの特選ヒレは素晴らしい。
タレの甘みに負けそうではあるが、赤身の旨みはしっかりしてるし、なによりその繊細な柔らかさは超一級。

『特選以外も少し』と思い頼んだのは上カルビ。
上カルビもリブロース
タレとの相性もよくご飯が欲しくなる。

〆のホルモンは上ミノ、コブクロ、シマチョウ。
タレとの相性も良くて、どれも旨かったが、個人的には上ミノが一番好きかも。
コブクロも捨てがたいが・・・。

リブロースを中心に部位を絞っているだけに、場所柄を感じさせないCPの良さを感じる。
後は味付けなどで食べ飽きさせない工夫さえできれば、もう一段階上のお店になる気がする。