2009年9月3日 焼肉酒家 傳々

恐ろしい。
実に恐ろしい。
数日前に行ったばかりだというのに、気づいたら、また同じ場所にいた。
目の前には高矢店長の笑顔がある。
肉好きを吸い寄せる魔力がこのお店にはある。
さて、肉好きの、肉好きによる、肉好きの為の宴が始まった。
刺身盛合わせはココロ刺し、ミノ刺し、レバ刺し、牛刺し、タンユッケ。
どれも素晴らしく旨い。
だけど、たまにはちょっと違うものを食べてみたいなぁ〜。
そんな私の我侭にしっかり応えてくれるのが、このお店の良さ。
運ばれてきたのはイチボを使った塩ユッケ。
むほー、これ旨い。
味付けがかなり濃いが、イチボの強い旨みも消されてない。
いつかユッケ盛合わせ（ユッケ、塩ユッケ、タンユッケ等）を食べてみたいなぁ。


焼きの最初は極上のタン元。
我が目を疑う魅惑の美しさ。
こんなタン元の並び見たことない。
強い炭火でサッと焼き上げると、炭火特有の香ばしさと、サクサクの食感、そして旨みの洪水が押し寄せる。

続いてシャトーブリアン。
今更だが、私が一番好きな部位だ。
特製ダレに潜らせてから表面に軽く火を入れると、赤身の旨さが鼻から抜ける。
あまりの旨さに、食べながら唾液がどんどん出てきてしまう。
はぁ〜最高。

サーロインは、細かく入ったサシの量からは想像もできないほどさっぱりとしている。
全くしつこさがなく、しっかりとお肉の味がする。
こりゃ旨い、最高のサーロインでしょ。

ここでホルモンタイムに突入。
ミノと塩ホルモンはどちらも私の大好物。
言うまでもなく、笑みが漏れるほどの旨さ。


ここからいつもと違った流れ。
イチボはタレで。
クルクル巻いて食べると、空気を含んだお肉ロールはジューシーで、噛み締める毎に旨みが溢れ出てくる。

そしてご飯が進んでしょうがいないタレのハラミ。
テーブルの上ではお肉の奪い合い。
次のお肉を確保しようと、早めに飲み込んでしまう自分が恥ずかしい。
これだけでバーベキューやりたいくらいだ。


またまた登場したホルモンは、今度はタレで。
両面焼いて、香ばしさが増したホルモンの旨いこと。
タレとも相性良し。

〆が近いことを予感させられたのは、ミスジの炙り握りが出てきたから。
ミスジ自体は旨いが、ちょっとご飯の量のバランスが悪いかも。
ご飯の量が2/3だったら、もっと旨く感じただろう。

最後はサーロインのセイロ蒸し。
野菜にもサーロインの旨さが移っていて、かなりさっぱりとサーロインを食べることができる。
これも旨い。
間違いなく旨かった。
だけど、私は焼肉かすき焼きで、このサーロインを食べたかった。



またやられてしまった。
どんどんのめり込んでしまうのが恐い。
旨すぎるのもまた罪也。