No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年11月9日 牛蔵

最後に富士見台の駅で降りてから3年以上経っている。
寂しげな駅が非常に懐かしい。
東京でも最強のCPを誇る”牛蔵”への久しぶりの訪問である。
まずユッケは生肉の食感がしっかりしているが、お肉とタレとの相性があまり良くない。

特選7種盛合せは、上モモ・肩三角・本バラ・サーロインが塩で、ナカニク・肩芯・リブロースがタレといった内容。


上モモは柔らかで旨みもある。

肩三角は旨みが濃厚で見た目を裏切る旨さ。

本バラはササミが使用しているが、サシが若干きつく感じる。

サシがしっかりと入ったサーロインはほど良い厚切り。
蕩ける食感と甘い脂が素晴らしい。

カニクは普通かな。

肩芯の見た目は・・・。
傳々やぱっぷHOUSEの肩芯とは似ても似つかない姿形だが、旨いことは旨い。

盛合せで一番の衝撃がリブロース
巻き部分の切れ端も交じっているが、基本的にはリブ芯を使用している。
赤身の旨みとサシの甘みが素晴らしく値段からは想像もできないほどの肉質。

単品で頼んだ友三角はかなりサシが入っているが、全くしつこくなく、非常に旨い。

追加はランプ、シンシン、サーロイン、リブロース
ランプはちょっと旨みが感じられず、くにもとのランプと比べると天と地の差がある。
シンシンは値段からは想像もできない旨さ。
こちらはお肉の味がしっかりとしている。

ホルモン5種盛合せはハツ、ギアラ、ナンコツ、砂肝、豚ミノ。
どれもそこそこといったところであるが、強いて言えばハツは食感がよく旨かった。

やはり正肉は全体的に値段からは想像もできない肉質であった。
特に今回のリブロースは驚愕のレベルである。
ただし、一皿でもバラツキはあって、リブロースも上質なリブ芯と巻きの切れ端が混在していたりする。
当然”よろにく”や”傳々”といったお店で出されているお肉とはレベルが違うが、今回の肉質で1.5〜2倍の料金を取るお店はいくらでもあるだろう。
CPという視点では他に太刀打ちできるお店が思いつかない。