No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年12月5日 秋元

週末焼き。
土日に家族全員で網を囲みながら、妻への日頃の感謝の気持ち、子供の牛肉英才教育、私個人の肉への欲求等々様々な意味があり、我が家では非常に重要な儀式である。
神奈川に住んでいた頃はもっぱら炭焼喰人で行っていたが、千葉に引っ越してきてからはジャンボが主な開催地である。
週末焼きの開催地としてジャンボは非常に優れているのだが、唯一の難点が予約が取りにくいことだろう。
特に子供がいる我が家にとって、”17時からのお座敷”は相当前からの予約が必要となるのだ。
私と同じような苦悩をいだいている方々に朗報がある。
それが小岩にある秋元なのだ。
お座敷が多い上に、予約もかなり取りやすい。
肝心のお肉はどうかと言うと・・・、以下を参照されたし!
最上タン塩は冷凍物で、塩味がかなり強い。
ただ、濃すぎる塩味に隠れて、タンの旨みはしっかりとある。
旨いタンにレモンをかけるのが好きではないが、このタンはレモンで塩を落とした方が良いであろう。

驚愕のCPだったのがヒレステーキ。
1枚で100g2,000円なのだが、運ばれてきたヒレは、どう見ても150g程あるだろう。
これまた下味が若干強いが、ヒレ自体の旨みが強烈で、値段からは想像もできない旨さ。
“よろにく”や”傳々”は別格として、手頃な値段で食べられるヒレという意味では”鶯谷園”か”炭焼喰人”が群を抜いていると思っていたが、”秋元”のヒレはその2店を凌駕しているかもしれない。


ヒレステーキのCP良さから考えられないほど極上カルビのCPは悪い。
蕩ける具合も悪いし、カルビらしい脂の甘みも少ない。


特上ロースは、またまたヒレが登場。
何とも贅沢なロースじゃないか。
肉質も素晴らしく、旨みも抜群。

特上リブは、リブ巻きとリブ芯を使用している。
特上ロースもそうだが、この特上リブもタレがちょっと損してる気がするが、肉質自体は非常に上質で旨みも濃厚だ。



今回は食べていないが、”秋元”は上ロースもヒレを使用しているらしい。
ヒレリブロースがオススメというと”かくれ家”があるが、値段的にも肉質的に”秋元”に軍配が上がりそうだ。(タンはさすがに”かくれ家”の圧勝だろうが)
これからの週末焼きに強力な助っ人が登場した。