No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年12月1日 舌焼苑

会社帰りに焼肉以外の夕飯として寄ったのは”黒毛和牛牛舌専門店 舌焼苑”。
なんともそそられる店名。
タンやハラミを屠場から直接取引しているらしい。
レバ刺しは若干臭みもあるが、それほど気になるレベルではない。

センマイ刺しは歯応えがよく旨い。

刺身3番手として遂にタンが登場した。
舌刺しは周りを落としてないが、見事なピンク色のタン元。
焼いていないがサクサクとした食感があるが、旨みは弱いかな。
軽く炙ったら旨みが増しそうな感じ。

上舌塩焼は旨いことは旨いのだが、焼き方の問題もあり、和牛タン特有のサクサクとした食感を活かしきれていないので、なんだか勿体無い。

舌ステーキは厚切りのタン元の串焼き。
若干中まで火を入れすぎているが、食感も旨みも和牛らしさを感じて旨い。

ムシ舌はタン先を使っているようだが、薄過ぎなのと味付けがしょっぱいのとで、タンの旨みは微塵も感じられない。

舌スジ焼は厚めに切ったタン筋の串焼きで、ジューシーな旨みが素晴らしく、一緒に串焼きにされたネギとの相性も良い。

今回一番驚いたのは、タンではなくハラミ。
上ハラミはハラミ特有の荒々しい食感は皆無で、肉繊維がどこまでも柔らかい。
しかも溢れる肉汁の量が半端じゃない。
好き嫌いが別れるハラミだが、私はこういったハラミも大好きだ。
タンの仕入れに強いお店は、ハラミの仕入れにも強い事が多いと感じるが、舌焼苑もまさにそれだろう。
ちなみに上ハラミの食べ終わった串をお皿に置く前に、上ハラミの追加注文をしたが、すでに品切れであった(涙)

ミノは硬過ぎるのと味付けが悪いので完食に手間取る。

ホルモン炒めは脂が全くないシマチョウだが、いかんせん味付けが悪すぎる。。。

全体的に塩や醤油が多くてしょっぱすぎる品物が多いので、高血圧の人にはオススメできないかもしれない。
ちなみにお通しは舌が麻痺するほどしょっぱい。。。