No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年12月14日 焼肉酒家 傳々

『一度本当に美味しい焼肉が食べてみたい』というご要望にお応えして、仕事の関係の知り合い10名をお連れしたのは傳々。
今回もよろしくお願いします、高矢店長。
いつもの刺身盛合せから始まるが、ココロ刺しの歯応えの良い旨さはいつも以上ではないだろうか。
勿論タンユッケの甘みも特筆もの。
レバ刺しがちょっと臭みがあって残念。

焼き物の最初の盛合せが迫力満点で、全員がお肉に釘付け。

皆さんのタン元は高矢店長オススメの厚さ、私のタン元だけ倍の厚さ。
和牛のタン元は、この位の厚さが一番旨い気がするのだ。
私の我がままを聞いてくれてありがとうございます。。。


ハラミはサシが素晴らしく蕩ける感じがして、ハラミらしくない。
ハラミらしくない食感なのだが、旨いのは間違いない。
不思議なハラミである。

どうしても食べたかったシャトーブリアンもしっかり登場してくれた。
傳々のすごさは最初から最後まで脇役がなくて全てが主役級なことだが、このシャトーブリアンはその中でも頭一つ抜きん出ている。
一口食べた瞬間に赤身の旨みに酔いしれてしまう。

サーロインはタレではなく、ポン酢でさっぱりと頂く。
くるくる巻きにした中から溢れる肉汁とポン酢の組み合わせも流石。
贅沢に、同じサーロインをタレでも食べ比べてみたくなくような旨さ。

傳々に来たら、絶対に食べないと気がすまない上ミノは、今回特に旨かった。
しゃきしゃきした食感と味付けの組み合わせが何とも言えない。
お願いだから、私のお皿だけ大盛りにして欲しい。

今回のシマチョウは若干脂が少なく感じる。
傳々でしか食べれない最高のホルモンだけに、ちょっと残念。

ウデはさっぱりとしていて、赤身好きにはたまらないだろう。
霜降り好きの私ですら、たまらないのだから(笑)

リブロースのカブリも、カブリとは思えない柔らかさ。
旨みもしっかりしている。

ミスジはしっかりと熟成されたタイプだろうか。
蕩ける食感な上に、風味が素晴らしく、ジャンボ・よろにくに迫るミスジを発見した!

アブシンは刺身であれだけ旨かったハツを脂付きで焼き上げる。
う〜む、旨い。


ここ最近サプライズを楽しみにしているのだが、今回のサプライズには度肝を抜かれた。
掃除前で800g超、余分な脂を全て掃除して560gの超極厚サーロインの登場。
こんなお肉を炭火で焼ける人は、そうそういないだろう。
30分近くじっくりと焼き上げたサーロインをカットすると、中身は綺麗なロゼ色。
先ほどの薄切りと違った噛み締める食感に、旨みも大洪水だ。



サーロインを食べて、心身ともに大満足したので、〆の冷麺とカレーを食べる。
勿論冷麺のお供にカイノミは欠かせない。
冷麺とカイノミの組み合わせは最高〜!


とある事情で、この日を最後に12月26日(金)まで焼き自粛期間に突入する。