No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2010年1月7日 ジャンボ 篠崎本店

私は12月と1月が大好きだ。
理由は簡単。
忘年会、新年会で焼肉を食べる機会が増え、さらに黒毛和牛の旬でもあるから。
ということで、会社の人との新年会は都営新宿線にひたすら乗り続けジャンボへ。
今回もお任せでお願いしたが、最初は友三角の握りから。
ほんのりとした甘みがあって、非常に旨い。
贅沢を言わせてもらえれば、シャリの温度が若干高すぎる。
モミダレでもまれていれば熱々ご飯に乗せて食べるのも旨いのだが、山葵醤油で食べる握りであれば、人肌程度の温度の方が、バランスがもっと良かったのではないだろうか。

焼きはタンがなかった為にハツから。
ジャンボでは久しぶりのハツだが、若干薄くなった印象。
塩ダレがちょっと濃いが、ハツの食感が良く旨い。
これで厚切りだったら最高だったであろう、残念。

野原焼きはリブロースに近いサーロイン。
割下代わりのモミダレと濃厚な卵もぴったりで、贅沢極まりない旨さ。

前回に引き続きナカニクもお肉の味がしっかりして非常に旨い。
あまりに旨いんで、2枚目は焼かずにそのままパクリ。
これも最高。

ガリは歯応えが良いが、旨みがモミダレに負けている。

シャトーブリアンの登場で歓声があがる。
モミダレの下に見えるサシの入り具合も素晴らしい。
しっかりとした旨みがあって、ジャンボのモミダレにも決して負けていない。
ほどけるような柔らかな肉繊維の繊細さもすごい。
常にあるわけではないが、あった時は必ずオーダーすべき一品であることは間違いない。

ここで登場したのがミスジ
いつも以上に肌理細やかなサシが入っている。
絶妙のカットで何とも柔らかな肉質だが、真ん中の筋がわずかに口に残る。
ただ、ミスジらしい旨みはさすがの一言。

ここで三角カルビを塩ダレで舌に変化を。
カルビの最高峰の部位の甘い脂と塩ダレのマッチングが良くて旨い。
タレでも食べてみたくなる旨さだ。

ザブトンは野原焼きの卵の残りとツケダレをた〜っぷりつけて食べる。
濃厚な旨さで、ご飯が1杯食べれてしまいそう。
このザブトンの蕩け具合は、よろにくかジャンボでしか味わえないものだろう。

ウワミスジミスジよりも旨みはしっかりしている感じ。
カニクの時のように生でパクリとすると、芳醇な香りがあって、素晴らしい旨さ。
ユッケ代わりの最高のMeatかもしれない。

握りでも食べた友三角を焼きでも食べる。
しっかりサシが入っており、甘みが強くて旨い。
勿論生でも食べたが、これも旨いのだよ。

隣のテーブルはここで満腹になったようだが、こちらは更にもう一皿お願いした。
出てきたのは肩三角。
焼いて食べても、生で食べても抜群に旨い。

腹八分目だったので、もう少しお肉を食べたい気もしたが、賛同者が得られず、カレーライス+オムライスで〆た。
さすがにこれで満腹。
ところが、試作品だという豚100%ハンバーグを前にすると食欲復活。
かなり粗挽きで、豚肉らしさが出ていて旨い。
デミグラスソースで食べてみたいかも。

今回は生でも色々食べてみたが、これも相当旨く、ジャンボファンには極上ユッケと思ってぜひ試して欲しいところだ。
それにしても満腹でもうこれ以上何も食えません。。。