No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2010年1月15日 三宿トラジ

無性にハラミが食べたくなった。
ハラミの食感と肉汁を想像するだけで、唾液が溢れてくる。
これも一種の病気だろう。
病気の治療には早期治療が一番なので、慌てて向かったのは三宿のトラジ。
この日はとにかくハラミ、ハラミが食べたくて仕方なかった。
トラジ焼(特上ハラミ)、ネギトラジ焼(特上ネギハラミ)、特上内ハラミ焼、特上ネギ内ハラミ焼、ハラミタレといったハラミ群団を注文して、おまけとして特上タン、上ミノ。
トラジ焼1切れ目で私の病気は完治した。
肉繊維のほどよい弾力、旨みいっぱいの肉汁も文句なしで旨い。
これほどハラミらしいハラミも久しぶり。

ネギトラジ焼は胡麻油でもまれていて、ネギが付いている。
このネギでハラミの旨さが消されることはなく、むしろ引き立つ感じ。
トラジ焼とネギトラジ焼は甲乙つけ難い旨さ。

特上内ハラミ焼はサガリ部分だろうか。
トラジ焼に比べると、肉繊維は若干柔らかく、ジューシーさは劣る。
ただ、こちらも旨みがしっかりしていて旨い。

特上ネギ内ハラミ焼も勿論旨いが、ネギと一緒に食べるなら、こちらよりもトラジ焼の方があっている。

ハラミタレは、肉繊維がつまった感じ。
独特のモミダレが甘すぎて個人的には微妙なところ。
ただ、塩ばかり食べている中での箸休めには丁度いいかも。

ハラミ以外で、おまけで頼んだ特上タンは、タンの周りの部分の筋が気になる。
残念ながらタン自体の旨みもそれほど強くない。

上ミノは歯応えもよくて旨い。

ハラミの王道と呼ぶに相応しいハラミの数々であった。
それにしても壮観な眺めである。