No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2010年1月12日 ジャンボ 白金店

またジャンボ。
しかし今回は篠崎本店ではなく白金店である。
白金店はオープン当初以来であるから、何年ぶりだろうか!?
当時の白金店の印象は、『お肉は篠崎本店に劣って、値段は2割から3割高い』といったものであった。(値段は精確に比べたわけではなく、あくまで私の体感)
それは私だけではなく、私の周りの数人も同じような意見であった。
ジャンボ白金店だけでなくホルモン稲田でもガッカリした経験があるので、そもそもヤザワミート自体に期待していなかった。
今回、今までの印象を覆すことになるのかどうか。。。
最初に食べたカメノコのたたきは、いたって平凡な肉質。

ザブトンの握りは酢飯がほどよく旨いが、ザブトンの甘みがちょっと弱いのが残念。
本店のザブトンでこの酢飯なら最高なのだが。

上ハラミは厚切りではないが、ジューシーな肉汁があふれてかなり旨い。
もう少し厚切りで、歯応えが楽しめれば最高なのだが。

ランプはジャンボらしい旨みがしっかりしたタイプ。
赤身の濃厚な味がしっかりして、これは旨い。

シンシンは見事なサシが入っている。
大判なので、ハサミで半分にカットし、最初は生で残りは焼きで。
むほほほ、どちらも恐ろしく旨い。
信じがたいことだが、これは前日に篠崎本店で食べたシンシンを超えている。

肩三角は両面3秒づつと言われたが、明らかに3秒では少なすぎる。。。
秒数は無視してしっかりと絶妙に焼き上げたが、ちょっと筋が気になる上に旨みも弱い。

ウワミスジは篠崎本店やよろにくのように濃厚な旨みを感じる事ができなかった。

ミスジは篠崎本店にひけをとらない旨さ。
カットも素晴らしく焼きやすい。

ミスジと並んでジャンボの代名詞となっているザブトンは、蕩ける食感と甘みが強い。
握りで食べるよりも焼いた方が圧倒的に旨かった。

切り落としは、ザブトンの切れ端なども入っていてなんとも贅沢な肉質。
当然の如く旨い。
同席者の中には、これだけ食べ続けたいと言い出す者まで現れた。

他にも食べたい部位は色々あったが、そのほとんどが品切れのため断念。
シャトーブリアンもあったのだが、値段を聞いて断念(笑)
空腹を満たす為に頼んだのがカレーライス。
勿論カレーライスのお供が必要なので、ハツと上ミノも注文。
ハツは篠崎本店ほど塩味が濃くないのが良かったが、やはりもう少し厚切りの方が旨いだろう。

上ミノは歯切れがかなり悪い。

ちなみにカレーライスは篠崎本店と違って、挽肉がかなり目立つし、味付けも違う。
個人的には篠崎本店の肉だらけのカレーライスの方が好きだが、白金のカレーライスもかなり旨い。
ここ数年間ジャンボは、篠崎本店と白金店は全くの別物で、白金店やヤザワミート系列店にはガッカリという認識を持っていたが、今回の訪問で白金店の印象がかなり変わった。
肉質的にはワンランク落ちる程度で、かなり頑張っているようだし、お肉のカットもしっかりしている。
値段的には篠崎本店には遠く及ばないが、そこは立地に違いということである程度は許されるのかもしれない。
今回に限って言えば、ジャンボ白金店はジャンボの名を汚していなかった。
私は考えを改めなくてはいけないのかもしれない。
それを確かめる為にも、間違いなく近々再訪することになるだろう。