No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

20101月31日 ジャンボ 篠崎本店

私が小学生だった頃に毎週楽しみにしていたTV番組の一つに『世界のプロレス』がある。
当時のザ・ロード・ウォリアーズハルク・ホーガンの姿に熱狂したものだ。
中でも私はザ・ロード・ウォリアーズのアニマルが特に好きだった。
100キロ以上ありそうな対戦相手を軽々と持ち上げる姿はとても同じ人間とは思えず、私をプロレスに釘付けにしたものである。
そんな当時のアニマルと現在の私を結びつけるキーワードが今でもある。
それは”60分1本勝負”。
アニマルの対戦相手はプロレスラー、私の対戦相手は焼肉。
アニマルの手にはパイプ椅子、私の手にはトング。
アニマルはリングで、私はジャンボで。
週末の予約が取りにくいジャンボでは、17時から18時の”60分1本勝負”が私には恒例となっているのだ。
上タンは塩ダレに負けない旨みがあって旨い。

肩ロースは柔らかな食感が心地よく、タレとのバランスも素晴らしい旨さ。
慌てて食べた為に写真を撮り忘れるという失態を・・・。
生で食べても最高に旨いシンシンは激レアで。
濃厚な旨みにしびれる。

カニクもジャンボでは外せない。
風味があってこれまた旨い。

肩カルビはザブトン付近のお肉とのこと。
食感の柔らかさはあまりないが、お肉の味はしっかりしてる。

ササミは濃厚な脂の甘みが素晴らしく、ご飯をかき込むにはぴったり。
強火でサッと焼き上げたい部位だ。

定番のミスジとザブトンは、ここ最近ジャンボで食べていたレベルと比べると若干見劣りするが、それでも十分な旨さではある。


それほど種類を食べたわけではなかったが、蒸し豚も1皿食べたので、腹八分目でちょうど良い感じ。

お店の3連休前日ということで、ストックされているお肉にいつもの爆発力が及んでいないが、それはあくまでいつものジャンボと比較してのこと。
他のお店と比較すれば、素晴らしい旨さで、信じられない値段である。
今回の”60分1本勝負”も私の負けだ。
やはり素晴らしい名店である。