No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2010年2月19日 ジャンボ 篠崎本店

昔から私の会社には、タイガース好きの集まり『猛虎会』が存在するのだが、昨年それに対抗して焼肉好きの集まり『和牛会』が設立された。
今回は2010年第2回目の『和牛会』の会合である。
今回もお任せでジャンボを堪能。
上タンはサクサクとした食感が心地よいが、どうしても塩のモミダレの濃さが口に残る。
タンの質が良いだけに勿体無い。
ハツはタンに比べればモミダレの濃さが気にならない。
うむ、これも旨い。

見た目が既に旨そうなランプはユッケ代わりに生食する。
風味があって、旨みも濃い。
ランプと共に生食がオススメのシンシン。
こちらは軽く炙ってみる。
やっぱり火を通すと食感の柔らかさやジューシーな旨みが増す。
結局どちらも旨すぎる。
ササミは強火で表面をサッと焼くと脂が溶け出している。
甘みがしっかりしていてバラらしい旨さがある。

ヒレは極上の柔らかさが特徴だが、若干筋が残ったのが残念。
ミスジはいつ食べても大満足の旨さ。
この食感と風味のマッチングは素晴らしい。
ザブトンは、甘みは強いが、いつもの蕩け具合には及ばない。
ジャンボでザブトンが期待と違うと、なんとも悲しい気持ちになるものだ。

ここいらで蒸し豚、タンの赤ワイン煮で小休止。
蒸し豚もタンも旨くて、ついつい食べ過ぎてしまうのが恐ろしい。


小休止後はいきなり野原焼き。
普段のサーロインやリブロースとは違って、かなりネックよりの肩ロースだろうか。
モミダレと卵の濃厚な味に負けない旨みはあるが、やはり蕩け具合はちょっと劣る。
やはり野原焼きにはサーロインかリブロースが一番だろう。

この日はイチボの状態が良いということで、イチボの握りをいただく。
甘みが非常に強いイチボだ。
シャリともぴったりで非常に旨い。
唯一残念なのが、ニンニク醤油のニンニクがちょっと強すぎる。
イチボは握り以外にモミダレで揉まれた物を熱々ご飯と一緒に食べたが、これがまた旨いのだ。
ジャンボのタレの味は恐ろしい。。
勿論焼いても食べる。
どの食べ方も甲乙つけ難い旨さで本当に参る(笑)


三角カルビはサシの甘みが強く、口の中で蕩けていく感覚が心地よい。
ササミの脂よりもあっさりしている印象だ。

最後はシャトーブリアン
今回も見るからに旨そうなMeatがお皿に乗っている。
期待に胃袋を膨らませて食べてみると、ぼんやりとした味わい。
あれっ!?
ジャンボのモミダレで旨いことは旨いのだが、肝心の旨みが弱いのだ。
期待が高すぎたのかもしれないが、残念でならない。

相変わらずの満足度の高さに感服した。
さて、次回の『和牛会』は、よろにくの新店オープンにあわせて開催したいものだ。