No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2010年5月11日 ゆうじ

ホルモンは大好きなのだが、お酒を飲めない私にとって、ホルモン屋さんでの満足感に限界を感じるのは仕方のないことなのだろうか。
ただし、"ゆうじ"を除いての話である。
"ゆうじ"のお任せは何度か食べているが、自分でお任せをお願いして食べたのは実は前回が初めて。
お任せを食べると、ジャンル的にはホルモン屋さんというか肉料理屋さんの域まで達している、と感じてしまう。
最近行った"肉人"と比べてしまうと、ホルモンの下処理の丁寧さやホルモンの味わいを活かす味付けが全然違う。
("肉人"もホルモンの鮮度が良くて旨かったのは確か。)
調子に乗って今回もお任せでお願いしたが、内容的にはほとんど前回と一緒であったが、どれもこれも本当に旨い。
レバ刺し、ハツ刺し、ホルモン盛り合わせ(豚タン、牛タン、フワ、脂付ハツ、食道、すい臓、ガツシン、ギアラ、ヤン、ミノサンド、ハツモト、シマチョウ)、モツ煮、正肉盛り合わせ(ザブトン、サーロイン、イチボ、ミスジヒレ、シンタマ、ハバキ)、そして追加オーダーしたハラミ。


特にすい臓は、今までに食べた中で間違いなく最高の一切れ。
口の中でジュワっと広がる甘みがさっぱりとしてて、ホルモンとは思えない味わい。
ホルモンを超えたホルモンだ。
このすい臓はほとんど脂みたいなものなので網の上で火が上がる事があるが、この火を恐れずに火中に肉片を放り込んでみてほしい。
赤い炎の中でキラキラ光る肉片は美しい(笑)
ちなみに炎に包まれているからといっても、滴る脂に火がついているだけで、すい臓は焦げていないのでご安心を。

正肉の中では、前回疑惑のあったヒレであるが、今回は間違いなくヒレである。
残念ながら及第点ギリギリといったところ。

ただし、サーロインとイチボはホルモン屋さんとは思えないレベルで、あまりの旨さに一気に完食。


〆のカレーは何キロカロリーあるのか恐くなってしまうほどのコクがあるが、焼肉屋さんで食べる最高のカレーであることに異論がある人はいないだろう。
しかし、当たり前のことだが常連度合いによってお任せの内容が違うので、隣の席の小料理達が羨ましくてならなかった(涙)
私もそんな常連に早くなりたいものだ。