No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2010年6月2日 ゆうじ

ホルモンをメインに食べたい時に必ず選んでしまうのが”ゆうじ”。
今回もお任せでお願いしたが、お任せの内容はこんな感じ。
レバ刺し、ハツ刺し、ホルモン塩盛り合わせ(豚タン、牛タン、フワ、脂付ハツ、食道、すい臓、ハツモト、ミノサンド、ヤン、ギアラ、ガツシン、シマチョウ)、正肉タレ盛り合わせ(ヒレ、シンタマ、ミスジ、イチボ、サーロイン、ザブトン)、ホルモンタレ盛り合わせ(ハツモト、ヤン、ミノサンド、ギアラ、シマチョウ)、そして〆はカレー。
内容的には前回のお任せにタレのホルモンが加わった感じであるが、全体的にやはりどれもれレベルが高い。
特筆すべき点はこんなところ。
レバ刺し
鮮度の良さが伝わる食感だが、いつもの甘みが足りない。
牛タン
他のホルモンのレベルと比べると若干見劣りしていたが、今回は特にその印象が強い。
食感、旨み共にイマイチ。
脂付ハツ
脂付ハツは”傳々”のものが好きだが、今回の脂付ハツはそれを超えた旨さ。
すい臓
前回のすい臓の旨さがいまだに忘れられないが、今回はミルキーなジューシーさでわずかに及ばない。
ガツシン
豚のホルモンで特に好きな部位。
相変わらずのサクサク感で、味付けも完璧。

ヒレ
端っこの部分だろうが、筋が気になり、ヒレらしい旨さは感じられない。
イチボ
イチボにしては脂がちょっとしつこいが、食感は素晴らしい。
ザブトン
これもイチボと同じように脂のしつこさがある。

ホルモンタレ
このタレがすごく旨い。
香ばしく焼き上げると塩ダレとはまた違った旨さを味わうことができる。
特にヤンのタレは印象的。

全体的なサービス
バイトの新人君もいたが、スタッフは手際が良くしっかりしている。
しかし、厨房は店主が一人で切り盛りしているのであろうが、とにかく待ち時間が長すぎる。
以前もコース終了までに4時間半かかった事があるが、今回は4時間。。。
最初の焼き物が出てくるまでに1時間、〆のメニューの確認からカレーが出てくるまでが45分。
正直疲労困憊である。
提供される料理はどれも旨くて満足度が高いのに、待ち疲れの為、心の底から満足感を味わえない。
店主の手抜き一切無しの真剣な気持ちは痛いほど分かる。
それでもこの待ち時間だけは何とかならないだろうか。
これからも通い続けたいお店だけに、少しでも改善を願いたい。