No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2010年8月9日 ジャンボ 篠崎本店

小学生の頃、遠足のときに先生に言われたことがある。
『家に着くまでが遠足だから、最後まで気を抜かないように!』
あれから20年。
遠足ではなく、旅行に行くことも増えた今言えることがある。
『ホームで焼くまで家に着いたと思えない。』
そんな訳で自宅に帰ってきたことを実感するために、石垣島から戻った翌日に早速焼いてきた。
上タンは薄切りながらも歯応えが良く、濃い塩味に負けない旨みがある。
特にこの塩味は疲労の抜けていない身体に染み渡る。

当たり外れのバラツキが大きい三角カルビだが、今回は大当たり。
塩で引き立てられるサシの甘みと赤身の味わいが抜群。

野原焼きは割り下とのマッチングの良さを再確認。
サーロインはやはり薄切りで食べるのが良い。
恐ろしく旨い!

イチボは薄切りにもかかわらず肉汁がしっかり溢れてくる。
和牛らしい味わいで、100点満点。

ジャンボに初めて来た人に絶対食べてもらいたいのがシンシン。
生で食べて良し、熱々ご飯を生で巻いて食べても良し、勿論軽く炙っても良し。
私がジャンボに通ってしまう要因の一つでもある。
今回も相変わらずの旨さ。

ランボソは熟成が進むとパサつきやすく感じるが、今回はベストな熟成具合。
旨みが濃厚。

ザブトンは珍しく塩味で。
・・・、新境地に辿り着いた気分。
(失礼かもしれないが)意外な旨さ。
タレで食べるときよりも少し厚めのカットで食べてみたい。

これは何でしょうか!?
トモサンカクです。
旨すぎです。
蕩ける食感もサシに負けない旨みも完璧。
このクラスのトモサンカクに出会ったのは数年ぶりかも。

最後はミスジ
若干筋が口に残る。

やはり旨い。
石垣島では味わえなかったレベルの感動があった。
やっと自宅に帰ってきた。