No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2011年5月23日 米沢屋

 昔は写真撮影禁止だった"米沢屋"も、いつのまにか写真撮影OKになっていた。
まぁ最初から禁止だったわけじゃないんで、もっと昔に戻ったという方が正しいかな。
ちなみにオーダーしたメニューの正式名称に関する記憶があやふやなところがあり、一部正式名称じゃないメニューもあると思われるが御了承を。
上タン塩
かなり大きなタンだが、あえて判が大きくなるようにしているようにも感じる。
判だけでなく、"炭焼喰人"ほどではないにせよ厚さもすごい。
この厚さならではの歯応えが心地良いが、タン筋部分も混じっているので、当たり外れはご愛嬌。
満足度 4



米沢牛ハラミ
じっくり焼き上げたハラミは、焼く前よりもわずかに丸みを帯びている。
モミダレと付け合せの刻みネギの下味が強いが、ハラミのジューシーな肉汁が見事に中和してくれて、実にいい具合の味付け。
満足度 5


リブロース
霜降りビッシリのリブロースで、芯と巻き以外にカブリまで付いている。
脂がちょっと重く感じるが、それほど厚さがないことと塩の味付けで美味しく食べれる。
満足度 3

米沢牛上カルビ
切り落とし的に部位がバラバラ。
肉自体の旨みは弱いが、タレの香ばしさ加わって、焼肉として旨い。
満足度 2

米沢牛上ロース
赤身の強い部位だが、非常に噛み応えが良く、旨みも濃厚。
米沢屋らしくもっと塊で焼いて食べてみたかった。
満足度 3

モモ
厚さもあるが、何より判の大きさがすごい。
焼き加減の問題であろうか、少しパサつきも感じるが、お肉の味がしっかりしている。
満足度 3


純上カルビ
サシがびっしり入った大判のバラが登場。
上カルビより口溶けが素晴らしいが、肉繊維の柔らかさというより脂の溶け具合だろう。
この脂は若干しつこいので、ご飯が欲しくなる。
値段を考えるとお得。
満足度 3

米沢牛ほっぺ
こんな厚切りのツラミは"虎の穴"以来。
筋部分の硬いが、赤身部分の優しい甘みは個人的に大好き。
満足度 3

ミックスホルモン
〆に頼んだのが、ハツやコプチャン等のホルモンを鍋で甘辛に煮たもの。
これが実に旨い。
ホルモンの脂の甘みが全体に溶け出していて、一度食べだしたら止まらない。
ご飯に乗せて食べると最高だろう。
満足度 4

塊肉が看板の"米沢屋"だが、"炭焼喰人"に行き慣れてしまうと、その迫力に驚くこともなくなってしまうかもしれない。
ただ、出てくるお肉の大きさではなく、そのお肉自体の旨みに意識を向けると、満足度の高いしっかりとしたものであることは間違いないだろう。