No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2011年8月26日 格之進R


最近はまっている塊肉。
そこで、2週連続で東京一の塊肉と神奈川一の塊肉を食べよう、という企画を実施。
まずは東京一の塊肉を食べれる"格之進R"から。
後半に登場する驚愕の塊肉の前に、まずは普通のお店で厚切りと呼ばれるクラスのお肉でウォーミングアップを図る。

アマミスジ
見た目が美しいわけではないが、しっかりとした和牛本来の味が楽しめる。
相変わらず旨し。
驚愕度 3

ミスジ
自分の中の厚切りミスジの概念が変わった。
ミスジらしくないのだが、確かに旨いのだ。
驚愕度 3

サーロイン
ピンク色のサイコロのようだ。
プルプルのサーロインの表面をカリッと焼き上げると、濃厚でありながらしつこさのない旨みに襲われる。
驚愕度 4

ランプ
熟成が強いのか、かなり水分が飛んだ感じ。
驚愕度 2

トモサンカク
舌の上でトロリとしたお肉が転がる。
旨いのは間違いないのだが、トモサンカクらしさはあまり感じられない。
驚愕度 3

いよいよここから真の塊肉。
ガスでここまでの塊肉を焼くのは初めて。
塊肉4つを網の上に乗せると、異次元の世界だ。
弱火でじっくりと火を入れていくが、肉質を考え、網の上での置き場所や火の入れ具合を慎重に調整していく。

サーロイン
弱火の網の真ん中で一番最初に焼きあがったのはサーロイン。
もはや焼肉の域を超えた極上のステーキに仕上がっていた。
どこまでの豊富な旨みに完全に溺れた。
驚愕度 5


イチボ
肉汁が溢れる、という表現がピッタリ。
この溢れるジュースが実に力強い。
驚愕度 4


ランプ
小振りの厚切りでもそうだったが、やはり水分が飛び過ぎている。
驚愕度 3


ヒレ
ヒレだけは上下の2面のみに火を入れて、繊細な肉繊維の食感を最大限味わえる焼き方。
焼き上がりは想像よりも少し火が入っていて、ミディアム位かな。
そして肉の味が非常に強い。
飲み込むのが勿体無く感じるレベル。
驚愕度 5




今回で3回目の"格之進"であったが、毎回驚かされるほど肉自体が旨い。
とにかく肉本来の味が濃厚なのだ。
熟成の関係だと思うが、違う部位でも似たような味わいになってしまう傾向にあるが、ここまで旨いのでは何の不満もない。
カットやタレの改良でまだまだ隠れたポテンシャルがあると思うが、とにかく現時点で十分すぎるほどの満足度。
焼肉好きのみならず、ステーキ好きにも通って欲しい名店だと思う。