No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2011年11月29日 よろにく

1年に1度の『いい肉の日(11/29)』。
こんな日は最も感動を味わえる焼肉屋さんで過ごすのが、焼肉好きにとっての最大の喜びだろう。
生肉が禁止になっても、それに対応し、趣向を凝らした生肉ではない前菜の数々には驚嘆のため息が漏れる。


定番のサーロインは金平牛蒡と一緒に食べることで、さらにサーロインの良さを際立たせてくれ、タンは添え野菜で新鮮な印象、といった具合に細かな工夫が散りばめられ、奇抜なだけでなくどれも研究し尽くされた結果の結晶なのだ。




定番メニューにも全くぬかりはない。
並ぶお店が見当たらないほど上質なお肉の数々を、どれも素材を活かしきるカットと味付け。




研究熱心さに驚かされるのがシルクロース。
卵白をメレンゲにし、黄身を混ぜる食べ方は、"よしはし"を彷彿させる。



それ以外にも心躍らせる数々の肉料理は至福の極み。
牛筋しぐれ煮、ローストビーフの牛骨ジュレにしゃぶしゃぶ、そしてヒレカツまで。
他のお店で食べれば食べるほど、ここ"よろにく"のすごさを感じてしまう。
私の中で唯一究極と呼べるお店かもしれない。