No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2011年11月30日 神戸牛懐石511


ランチでしか利用した事がないのだが、今回はディナー。
ただし、その高級感漂う店内で一人ぼっちは心細いなぁ。
今回は神戸牛づくしコース。
さらに今回は最優秀賞受賞牛とのこと。
しかも中西牧場。
ただ、神戸牛は他のブランド牛よりも、共進会等の頻度が異常に多いので、最優秀と言っても意味合いは微妙に違うかもしれないし、雌牛ではなく去勢であった。

先付 湯引き肉と蒸あわび
贅沢にも鮑のウチヒラの組み合わせ。
お肉というより鮑が主役で、お肉は引き立て役に徹している。
しっとりとした食感で旨いね。

前菜 秋野菜とトリュフ豆腐
ミスジが添えられている。
筋が口に残るが、旨みのあるミスジ
料理全体としてもなかなか。

鉢肴 甘藍包み
中にはヒラカワという部位がミンチで入っている。
ただ、あまりに細かさ過ぎて食感があまり良くない。


椀   秋の稔りスープ(松茸入り)
チマキが入っている。
お肉と松茸は合うと思っているが、スープの松茸は香りがあまりしない。
ただ、お肉の出汁はしっかりと出ているので十分満足。

揚物 栗のフォアグラのベニエ
部位はソトヒラが使われているが、こちらもかなり細かいので、食感は分からない。
ただ、フォアグラとの組み合わせで考えれば、細かいのが程よくて旨い。


寿司 炙り寿司
イチボはポン酢で食べる。
隠し包丁によってふわふわした食感になっていて、あまり好みではないが旨みはある。

ハネシタは普通かな。

焼物 窯焼きステーキ
待ちに待ったサーロインの登場。
表面がカリッと焼かれていて、高温で一気に焼いたのが分かる。
非常にサーロインに合った焼き加減だが、焼く前にかけられた胡椒が焦げて、苦味が気になる。
一口噛み締めると、弾けるように甘みが広がる。
ただ、とにかく脂が強すぎて、3切れ目位からかなりしんどくなってきたのも事実。
ここまでサシが入ったサーロインはステーキじゃなくて、他の食べ方で食べたいなぁ。


食事 神戸牛炊き込みご飯
出汁で炊かれたご飯にカイノミが入っている。
普通に旨いね。

甘味 本日のデザート

お肉を中心とした料理と言うよりは、お肉も使った料理の数々。
ステーキー外にもしゃぶしゃぶ等色々あるようなので、豪華な雰囲気で食事を楽しむ時には選択肢の一つに入ってくるお店かな。