No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年7月10日 和牛焼肉 KIM


我慢できずにまた行ってしまった"KIM"。
アラカルトでも通常のコースでも満足できる"KIM"だが、至高の焼肉を追求する肉好きにはぜひともお任せコースも味わって欲しい。
お任せは毎回違う内容だが、今回も興奮しっぱなしの時間を過ごすことができた。
ガリのタタキのユッケ
タタキにされたサガリの旨みがなんとも濃厚。
タレがサガリには少し甘すぎるかもしれないが、それを補って余りある旨さ。
満足度 4


牛タンのナチョス
焼肉屋さんでナチョスである。
しかも挽肉ではなく牛タンのぶつ切りで。
タンの旨み云々ではなく、このナチョス自体が旨い。
満足度 4


ガリのタタキの握り
ユッケで食べるよりも、より一層旨みの輪郭がはっきりとする。
極上のサガリだな。
満足度 4

イチボの炙りの握り
タタキほどの香ばしさはないが、炙られることによって甘みが強く、より官能的な食感に仕上がっている。
満足度 4

タン元
鼻に抜ける風味、奥歯を押し返す適度な弾力、そして心地良い歯切れの良さ。
どれも文句の付けようがない完成度。
満足度 5


シャトーブリアン
ハラミのような一気に弾ける旨みではないが、ヒレ特有のふんわりと広がる旨み。
そしてヒレ、しかも極上のシャトーブリアンでしか味わえない食感。
惜しむらくは、オイルがかかっているので、風味を若干邪魔することかな。
満足度 5

ハラミ
タン元、シャトーブリアンと意識朦朧となりそうな極上肉が続いたが、この勢いがハラミに入っても落ちない。
人間の野生的な本能に直接響く食感と旨み。
口の中の火傷すら、心地良く感じてしまう。
満足度 4

ランプ
水分の飛び具合が丁度良く、ランプの濃厚な旨みが一番活きるレベル。
噛み締める毎に、赤身の純粋な旨みの洪水が訪れる。
満足度 4

肩ロース
ランプから打って変わって、赤身とサシのバランスが良く、甘みが強い。
満足度 4

ピロシキ
カレーパンの様な物体の正体はピロシキであった。
勿論、具には牛肉がゴロゴロ。
料理長手作りのパンが異常に旨く、具とのバランスも最高。
満足度 5


サーロインの湯引きサラダ
山芋、みょうが、カイワレと一緒にサーロインを食べることで、食感と香りが複雑に絡み合い、絶妙なハーモニーを奏でる。
それにしてもサーロインが旨すぎて、贅沢なサラダだ。
満足度 4

シンシン
赤身の深いコクと舌に残る旨み。
余韻が長く、思わず目を閉じてしまう。
満足度 4

ミスジ
ふんわりという表現がぴったりのミスジ
強烈さはないが、じっくりと旨みを味わえる。
満足度 4

カイノミ
他の部位よりわずかに厚いのだが、その厚さがカイノミらしいジューシーさと旨みを引き出している。
赤身のコクも濃厚。
これは恐ろしく美味。
満足度 5

イチボ
サシが蕩けて甘みが強い。
厚切りのイチボとはまた違った旨さ。
満足度 4

ヒレカツ
焼きでも味わった最高級のシャトーブリアンを使った贅沢なヒレカツだが、特筆すべきはその揚げ具合とつけ汁。
シャトーブリアンの旨みを閉じ込めるだけでなく、衣の旨さを加えて、さらにお肉の旨みが引き立つ。
しかも、天つゆを彷彿させるつけ汁との相性は抜群。
満足度 5+


ハラミ筋のフォー
これも焼肉屋さんとは思えないメニュー。
さっぱりとしていて、〆にぴったりで旨い。
満足度 3


シャトーブリアン薄切り
〆のフォーを食べた後だが、もう少し食べたくてお願いしたメニュー。
厚切りのシャトーブリアンを焼いて食べて、カツにして食べたが、薄切りのシャトーブリアンもやはりすごい。
タレによって、引き立てられる旨みがここにある。
満足度 5

牛丼
2度目の〆に出してもらったのは牛丼。
前回の牛丼とはまたちょっと違った味付け。
やはり焼肉屋さんの牛丼は旨い。
満足度 4

食べたことがないメニューが増えているだけでなく、タレも以前と変わっていた。
オープンして2年ちょっと経つが、まだまだ進化が止まらないのが恐ろしいくらいだ。
すでに次回が待ち遠しくて仕方ない。