No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年8月5日 ゆうじ船


屋外で豪快にお肉を焼いて食べるBBQは、開放的な空間、雰囲気が気分を高めてくれ、安いお肉に市販のタレでも十二分に旨い。
それが河川敷でもなく浜辺でもなく、船の上で東京湾を周遊しながらだったら、どれだけ凄いだろうか。
しかも食べるのは、スーパーの安売りのお肉ではなく、"ゆうじ"の料理。
焼肉マニアであれば、誰もが参加したくなるであろうそのイベントが『ゆうじ船』である。
今回2回目の参加をさせていただいたが、メンバーはほぼ前回と同じで、東京屈指のマニアがひしめき合っている。
う〜この焼肉を愛しすぎちゃってる空気が充満してる空間が、なんと心地良いことだろうか。
コースはお肉だけでなく、トウモロコシのすり流しに始まり、シメジの焼きびたし、ブリスケと続く。


ゆうじさんが、船尾の調理場でヒレを1本まな板に乗せた瞬間から、そこが気になって仕方なくなってしまった。。。
ヒレ1本は厚切りでカットされ、衣をまとい、揚げられていく。
船上という事で油の温度が上がりにくいようで、ヒレカツへの火入れが難しそうであった。



途中には、北海縞海老やもずく酢で小休止しつつ、またお肉へ。


タンは根本付近を斜めに薄切りにし、昆締めにされている。
タンの野性的な部分が削がれて上品な味わい。

今回最も驚かされたのがハラミ。
肉汁と肉繊維の食感を活かすように、肉繊維に沿ってカットされている。
その肉繊維は驚くほど柔らかで、生でも食べれそうなほど。
ハラミの肉汁はネギと出会うことで、その旨みを一段を高めている。

ホルモンはシマチョウ、ギアラ等もミックスを味噌ダレで。
食べきれるか心配になるほどの量であったが、そんな心配は必要なく、あっという間に肉好きの胃袋に消えていった。


〆は船上にもかかわらず、流しそうめん
これには、肉にしか目がないはずの面々も喜んだ。
楽しい宴は、時間が過ぎるのも早い。
羽田付近で真下からの飛行機やお台場の夜景を見ながらの極上焼肉。
こんな素晴らしい会に参加できたことに感謝。